2000年9月


2000年9月25日(第464号)

スペースマーク 「健康食品」からなんと遺伝子組み換え大豆
「美容と健康を考える方のダイエット法を提案します」「筋力アップをめざす人の植物性サプリメント」などのキャッチフレーズで、薬局・薬店の「健康食品」「ダイエット食品」のコーナーに並んでいる粉末たんぱく食品(プロテイン)。こんな「健康」を売りものにした食品に、遺伝子組み換え原料が使われていることがわかりました。
スペースマーク 新装開店に「農民連野菜」参上
「安全にこだわって作った農民連の野菜です」「新鮮な地元の野菜はいかがですか」群馬県藤岡市のスーパーマーケット「リックスはるやま」が9月13日、新装開店し、農民連が応援に駆けつけました。
スペースマーク セーフガード発動待ったなしの課題安値に泣くキャベツ
「価格下落の原因は気象による国内生産の増大であり、セーフガードの発動要件に至っていない」(自民党農林水産物貿易対策特別委員会での農水省の石原葵経済局長の発言)。なんとかの一つ覚えのように、かたくなにセーフガードの発動を拒む一方で、タマネギ、キャベツを産地廃棄に追いこむ農水省は、もはや犯罪的です。
スペースマーク 結成1年、大きな一歩山形県産直ネット結成
ほくほくネット(東北・北海道産直ネットワーク)の第2回定期総会が9月6日、盛岡市で開かれました。
スペースマーク 増税反対の国民運動を
消費税廃止各界連絡会全国代表者会議が11日、都内で開かれ、政府与党がねらっている「消費税の大増税」に反対し、廃止を展望しながら「当面、食料品を非課税にすること」を求めて請願署名を進め、国民的共同を広げて増税勢力を追い詰めていくことを確認しました。
スペースマーク 研究交流集会での特別報告/決めたことはやりきる 要求運動と拡大を結合
山口県連にとっては画期的な新聞五百部を達成しました。去年10月以降、130部の拡大です。これができたのも去年の研究交流集会で、秋田県連が3月末までの目標ができなくて農繁期に入っても追求して達成させたという報告を聞き、山口県も決めたことはやりきるという体質に変えたいと考えたからです。
スペースマーク 熊本・川辺川利水訴訟/不当判決に抗議
「清流川辺川を守ろう」のノボリ、「農水省は農民の声を聞け」とシュプレヒコール……。熊本・川辺川利水訴訟判決日の9月8日、原告・弁護団ら30人以上が上京し、農水省前などで終日行動にとりくみ、構造改善局長に事業の中止を直接申し入れました。
スペースマーク 砂漠化の中国・黄土高原/第二回 黄土高原の歴史と砂漠化
黄土高原は昔から砂漠化した大地ではなかったようだ。
スペースマーク 地場産、大歓迎
秋田県連の代表10人は8月21日、秋田市中央卸売市場と秋田市市民生協を訪れ、農産物の生産・流通・価格問題で懇談しました。
スペースマーク 人気の“七尾ふれあい市”/石川
私は米を作り、わずかな畑で野菜作りもしている石川農民連の会員です。七尾市古府町に住んでいますが、9年前から生産者と一緒に朝市や夕市を行っています。農家のお母さん方は「励みになる」と喜び、お客さんも「日曜日が楽しみ」と毎週買いに来てくれるなど、盛況な朝市になっています。
スペースマーク 各地の話題
待望の青年部発足の集い/新潟『村上茶』
スペースマーク 大地に根を張った農民画家
青森の画家常田健と、長野県佐久の油井正次の木版画遺作展が、長野県上田市で民主的な書店として親しまれている、平林堂書店のギャラリーで9月1日から10日まで開かれました。
スペースマーク 『北方の農民』第1号〜第13号復刻版
小繋(こつなぎ)事件は、岩手県盛岡市から北方約50キロにある二戸郡一戸町小繋という地域にある小繋山の入会(いりあい)権をめぐり、祖父母、父母、子、孫の3代・4代にわたり、1917(大正6)年から始められた一連の訴訟事件です。

2000年9月18日(第463号)

スペースマーク “米の青刈りやめよ!”
農政史上初めて収穫直前に“米の過剰対策”と称して「青刈り」を強行しようという政府・自民党の暴挙に対し、各地から怒りの声があがっています。
スペースマーク 政府・自民「打つ手なし」自認
稲の青刈りを検討した自民党の農業基本政策小委員会(8月22日)。「自民党が自信をもって世に送り出した制度」が次々に破たんし、与党・政府が打つ手なしの袋小路に入り込んでいることが浮き彫りになりました。
スペースマーク いまこそセーフガード発動を
“農産物輸入の急増にストップを”――農協も署名運動に立ち上がりはじめました。これは、身勝手な願いでも、無茶な要求でもありません。“各国が自国の農業や工業を守るために必要な場合は、緊急に輸入を制限したり、関税を引き上げることができる”――WTO(世界貿易機関)が、こう取り決めているからです。
スペースマーク 研究交流集会での特別報告/みんなで増やした新聞が地域情勢を変える力
ようこそ新潟の地においでくださいました。
スペースマーク 援農の草刈り
残暑きびしい8月30日、茨城県南農民組合青年部は、竜ヶ崎市の豊田雅之さんの畑に、草刈り援農に駆けつけました。
スペースマーク 砂漠化の中国・黄土高原/第一回 深刻な砂漠化の進行
中国では、砂漠地と砂漠化した土地は国土の34.6%に達している。そして、この20年間に砂漠化した土地は、毎年平均で東京都の1.1倍に相当する2462平方キロずつ拡大進行しており、砂漠化のテンポが速くなっているという(99年1月、中国林業省発表)。砂漠化していくのは、森林の伐採、過剰なる開墾、ヒツジやヤギの過剰放牧などの人的要因が大きいと政府も認めている。
スペースマーク 極秘の研究所が存在
TBSテレビの報道番組「サンデーモーニング」で、「異物混入の夏」という特集が放映され、その驚愕すべき内容が反響を呼んでいます。
スペースマーク 各地の話題
新婦人がトウモロコシ狩り/住民が作る音楽祭/はさ木に架けた稲/絶滅危惧種のサギソウ――約600株が次々開花

2000年9月4・11日(第462号)

スペースマーク 収穫目前“米の青田刈りとはなにごと”
農民が精根傾けて育て、収穫の喜びを味わう直前になって、政府・自民党は“豊作による米の過剰対策”と称して「青刈り」を押し付ける日本の農政史上初めての暴挙を行おうとしています。外米輸入にはいっさいふれず、すでにJA全中・全農などを通じて農民に犠牲を強いる動きが各地で現れています。
スペースマーク 新潟で '2000全国研究交流集会
見渡す限り田んぼが広がる新潟・越後平野。黄金色に色づき、頭をたれた稲穂が収穫を今か今かと待っています。それを見下ろす弥彦山の中腹に建つ弥彦神社は、農業の守り神。そんなロケーションのもと、2000年の農民連全国研究交流集会が、8月23〜25日、開かれました。
スペースマーク WTO抜本改定は――世界の流れ
国連食糧農業機関(FAO)の第25回アジア・太平洋地域総会(8月28日〜9月1日、横浜)と並行して開かれた「アジア・太平洋地域FAO・NGO協議会」(28〜29日)は、WTO体制を根本的に批判した報告書をまとめました。
スペースマーク 「野菜がおいしい!」
「さっき、ここで買ったキュウリの漬物、すごくおいしかったの。もっと欲しいんだけど」「ここのトウモロコシ、皮剥いたらすごくいいからビックリ!もう無くなくちゃった?」――埼玉県上尾市の食品スーパー「ユアーズ上尾」で、8月22日、農民連が店頭販売をしたときのこと。一度家に帰ってからまた買いに来る、という場面が何度も続きます。「あのトマトほしい」「あのキュウリほしい」――農民連の野菜は大好評で、予定の終了時間前にほぼ売り切れてしまいました。
スペースマーク 「WTO改正」に拍手
高知県土佐市の農民組合と「市民要求ネットワーク・ソーレ土佐」(大森陽子代表)共催の「明日の農業を切り開くための学習会」が、8月5日、土佐市蓮池コミュニティセンターで開かれ、会場一杯の87人が参加し、熱気あふれる集会になりました。
スペースマーク 農民連全国研究交流集会/あいさつをかねた報告
この集会は全国大会や全国委員会ではありませんから、全国の実践や経験を学び合う場にしようということで、常任委員会からの全面的な報告をしないことにしてきました。
スペースマーク 研究交流集会での特別報告 (1)/「みかん産地を守る」その一致点で共同実現
今年は野菜が大暴落し大変だと小林さんの報告にもありましたが、99年産のみかんもとても大変でした。「このままではみかん作りをやめてしまう」「産地が崩壊する」というみかん価格の暴落でした。
スペースマーク 研究交流集会での特別報告 (2)/米卸の提起「準産直米」生産者と米屋をつなぐ
東北・北海道産直ネットワーク、通称「ほくほくネット」は、「流通の変化に対応した多様な探究を」の全国連の提起を受けて、一昨年の2月から準備を始めました。
スペースマーク 研究交流集会での特別報告 (3)/新婦人産直に多様化を「豆腐産直」がスタート
一昨年の「流通の変化に対応した産直運動の多様な探究を」という提起を受けて、私たちは「街づくり」について考えてみました。
スペースマーク 研究交流集会こぼれ話
吉田駅まで百人で“世界女性行進”/「佐渡おけさ」「相川音頭」に絶賛の声/「十全ナス」の漬け物が懇親会で好評
スペースマーク 読者が作るページ
お盆に、親戚と日本農業を語る/野菜値の暴落で生産地が危ない/私達の胃袋は自国の農業で/すすめられ購読身近かな問題が
スペースマーク 新聞「農民」に掲載された「白菜がすきだ」に感動
ボロボロ泣けた/思いを詩に託して/明日をつなぐ
スペースマーク スキー場開発やめよ
青森県西津軽郡鯵ケ沢町、かつては津軽藩の御用港が置かれて賑わっていた農漁村に、スキー場拡張の問題がのしかかり、農業用水の不足が心配されています。
スペースマーク 今秋、反対運動盛り上げ
多国籍企業が開発した遺伝子組み換え稲の国内での作付を農水省が認可するなど重大な事態が進んでいます。
スペースマーク 「農民連煮豆」を製品化
農民連関東ブロック協議会は、好評の「農民連醤油」に続いて、大豆の煮豆をこの夏に製品化しました。その名も「私の大豆畑ふるさと煮」。
スペースマーク 各地の話題
世にも珍しい二股の竹出現/稲刈り始まる/草取り・豆腐作りで交流
スペースマーク 竜舌蘭 50年目に開花
「五十年目にやっと花が咲いた」――埼玉県寄居町の読者・石渡章記さんが育ててきた竜舌蘭。7月下旬から黄色の花が約5メートルの高さに咲き始めました。近所の人たちやカメラで撮影する人も訪れ、評判になっています。
スペースマーク 「すずき産地」の八細工七貧乏
アイガモなんか放飼するより除草剤を散布するほうが効率的だし、農機具を修理したり工夫したりするより新型を購入したほ うが効率的だし、畑で野菜を作るよりスーパーで買ったほうが効率的だし、国内の農業を維持するより輸入しちゃったほうが効率的だし…、「効率化」のエスカレートは一体どこで歯止めをかけるのが「合理的」なのか…。
スペースマーク 演劇/民主主義の根幹を問う
多数決で人間の命を奪ってもいいのか、民主主義の根幹を問いかける舞台として知られる「12人の怒れる男達」が、劇団阿修羅によって上演されます。
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