2001年1月


2001年1月22・29日(第478号)

スペースマーク 「農業・農山村の復権」高く掲げて
「厳しい農業情勢ながら活気に満ちた発言に心を打たれた。とりわけ若い人ががんばっている姿に胸が熱くなった」「この気持ち、この成果を明日からの地元での活動の力にしたい」――「農業・農山村の復権」を掲げた農民連第13回定期大会が、1月15〜17日、すべての都道府県から選出された代議員を含む344人が参加し、静岡・熱海市で開かれました。
スペースマーク ビデオができます
「日本の農業、そして国民の食と健康がますます危機にさらされている今、農民連と食健連が21世紀の全国民に問う!」――1月15日から開催された第13回農民連全国大会で、ビデオ「あぶない! あなたの食と健康」(仮題)の予告編が紹介されました。
スペースマーク セーフガード、一日も早く
農民連は1月18日、財務、産業経済、農水の3大臣あてに長ネギ、生しいたけ、畳表(い草)の3品目のセーフガード(緊急輸入制限措置)の発動を直ちに行うとともに、激増している輸入野菜などの調査開始を求めて3省の担当者と交渉しました。これは農民連第13回大会後、最初に取り組まれた行動で、北海道から岡山まで約30人の農民連代表が参加しました。
スペースマーク “ともに胸を張ってがんばりましょう”
小林氏は、代表常任委員退任のあいさつ(要旨)で次のように語りました。
スペースマーク 「農民連専従の道」選んだ
第13回大会では、青年の参加者がぐっと増え、元気に活躍する姿が見られました。その一人、岩野哲さん(25)は、1月1日から千葉県連の専従として活動をスタートしました。大会に寄せた岩野さんの思いを紹介します。
スペースマーク 特別決議大会で選出された新役員各界の11氏が連帯のあいさつ各界からの祝電とメッセージ
輸入農産物の急増によって農産物価格が暴落し、農家経営を直撃しています。「収入が半分になった」「このままではやめるしかない」など、農家の悲痛な叫びが全国に広がっています。
スペースマーク 小林代表常任委員の開会あいさつ
一昨年、コメの関税化が強行され、その秋米が大暴落し、つづいて果物や野菜の大暴落で去年は本当に大変な一年でした。こういう事態に際して政府のやったことは、価格保障でなく、セーフガードを発動することでもありませんでした。
スペースマーク 農民連第13回大会報告
大会参加の代議員・評議員のみなさん、貴重な前進を勝ち取ったこの一年間のみなさんの活動に心から敬意を表したいと思います。
スペースマーク “脱サラ”就農した婿さん
「自分でやる仕事がしたかった。義父は本当に農業が大好きで、産地を訪ね現地の農家に話を聞いて新しい技術を取り入れていく。自分もそうなりたいと思っています」
スペースマーク 待望の青年部
農業を継いで頑張っている農家の後継者も仲間になってもらおう待望の山形県農民連青年部が12月15日に結成されました。これは、昨年9月に、平均年齢も若い置賜農民連青年部を結成したのをきっかけに、すでに活動している田川農民センター青年部と一緒に他の地域にも呼びかけ、準備をすすめてきたもの。会場となった鶴岡市湯野浜の民宿には県内から9名の青年が集まりました。
スペースマーク 住民の健康破壊をする国際稲作研〈下〉
次に会ったのは、六十六歳の痩せた男性のアルテミオ=マナラさん。
スペースマーク 各地の話題
農業を学ぶ学生と交流/自給率100%にこだわり
スペースマーク 読者からのおたより
おせち料理作って/国産の手作りおせち/参考になった正月料理/三年後に定年就農
スペースマーク 人気呼ぶ「栽培説明会」
関東ネットが取り組んだトウモロコシ「スーパースイート・きぼう」のリレー出荷は、第13回大会でも大きく注目されました。この取り組みを報告した栃木県連の海老原さんのもとには発言の後、「うちでも作りたいが、どうしたらいいか」という問い合わせが殺到。あまりの関心の高さに、2日目の夕食後、にわか「栽培説明会」が開かれました。これまでの大会ではなかった光景です。
スペースマーク カンパ30万円
第13回大会では、食品分析センターの奮闘も紹介され、参加者からは総計30万円弱ものカンパが寄せられました。また、注目の的だったのが「お米の鮮度判定キット」の実演コーナーです。休憩時間ともなると黒山の人だかり。2種類10セットずつ用意されたキットも、1日目に“店開き”をするなり5分で売り切れてしまう人気でした。
スペースマーク 演劇/劇団1980「謎解き 河内十人斬り」
♪エーさても一座の皆様方へ…という文句で有名な河内音頭。大阪の盆踊りは、ダイナミックな歌と踊りに魅力があります。その河内音頭のなかに「男持つなら熊太郎・弥五郎、十人殺して名を残す…」で知られる「河内十人斬り」があります。

2001年1月15日(第477号)

スペースマーク ホウレンソウなど冷凍野菜から農薬
農民連食品分析センターは12月7日、市販されている冷凍ホウレンソウなどから残留農薬を検出したと発表しました。
スペースマーク “町おこし収穫まつり”
「笑顔のあふれる街、安全安心な食料が買える街をみんなで育てたいね」――こんな声に応えて、高層ビル群のすぐ近く、東京・新宿で12月16日、「街おこし収穫まつり」がにぎやかに開催されました。
スペースマーク 日本農業――20世紀から21世紀へ(下)
二十世紀になっても、他に働く口が少なかっただけに、農民は貧しければ貧しいほど、ひたすら収量を上げるために努力してきました。
スペースマーク 他の品目もただちに
全国食健連と農民連の代表は12月25日、谷津義男農水大臣と会い、輸入野菜などのセーフガード(緊急輸入制限措置)の発動に向けた調査開始を直ちに決定するよう要請しました。
スペースマーク 元気な活動紹介
山形県農民連田川農民センターは米や、だだちゃ豆、赤カブ漬けの産直や税金の取り組みで元気な組織です。なかでも特に元気な朝日村の朝日支部を、田川産直センターの佐藤光雄さんの車に同乗して訪れました。
スペースマーク 深刻なタイワンザル被害
「タイワンザル全頭捕獲」の方針を打ち出した和歌山県(注)。県農民連は「農家にとっては死活問題。一刻も早い全頭捕獲を」と要求していますが、県は捕獲後の処分の仕方がまだ決まっていないとして捕獲を先延ばししようとしています。
スペースマーク 住民の健康破壊をする国際稲作研
「アジア民衆キャラバン2000」(主催、農薬行動ネットワーク・アジア太平洋、11月13日〜30日)の最終地フィリピンの行動に、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表として参加しました。
スペースマーク 大豆畑トラスト収穫祭
千葉・東総農民センターの大豆畑トラスト収穫祭がテレビ朝日で紹介されました。私たちの取り組みが多くの人たちに知ってもらえ、反響も寄せられています。
スペースマーク ボクもワタシも料理大好き
日本の農業を守り、食料自給率を高めるために運動をすすめている新婦人。とりわけ若い世代と子どもたちの食生活に関心が向けられています。
スペースマーク 消費者がCMソング
いま、日本中から注文が殺到している、まぼろしの古代米、白毛もち米から生まれた「白毛餅」。それを復活した長野県の上伊那農民組合。このたびこの「白毛餅」が長野県を飛び出し、新潟県のラジオ放送の電波に乗りました。
スペースマーク Qネットの結成で新しい作物に意欲的
私たち福岡の“みのう農民組合”は、農民連ふるさと産直九州ネットワーク(略称・Qネット)に参加して、「ものを作ってこそ農民」を合言葉にいろいろな作物を作ろうと張り切っています。
スペースマーク 「おらげのハスうまかっぺ」―れんこん料理258種
日本の伝統食を考える会の「第11号伝統食列車」を受け入れる準備のなかから、茨城県の特産品れんこんの料理集がこのほど発行されました。

2001年1月1・8日(第476号)

スペースマーク 21世紀の初春に翔ぶ
「豚ってすごく可愛いいんですよ。『ヤダこのブタ』なんて悪口言われるとブタはもっと可愛いいぞ!って言い返したくなるんです」――豚が大好きという森島宏昌(ひろまさ)さん(22)。静岡県立農林大学校に在籍し、現在、神奈川県平塚市にある有限会社「ぴゅあポーク」でハム、ソーセージ作りの研修中。この春には学校を卒業し、家業の養豚を継ぐ頼もしい農業後継者です。
スペースマーク 日本農業――20世紀から21世紀へ(上)
農民連第12回大会は「21世紀へ! WTO協定改定 農業と農山村の復権を!」というスローガンを掲げました。私がこのスローガンで連想するのは、戦後、農地改革が一応終わった頃のことです。
スペースマーク ただちに発動せよ
大蔵大臣、通商大臣、農水大臣は12月19日、ネギ、生しいたけ、畳表(イ草)の3品目についてセーフガード(緊急輸入制限)について政府として調査を開始することを決定しました。これに対して同日、農民連の小林節夫代表常任委員は次のような談話を発表しました。
スペースマーク 海外から新年のメッセージ
新自由主義の亡霊粉砕を/あなたたちの発展望む/公正な農業システム実現を/「農業の素晴しさ」県立高校で講演
スペースマーク もの作る誇りと喜び仲間も増え、活気が…山の恵みも生かし多品目出荷
「個々の農家がもがいている時に、お前ら農民組合は、何か明るい展望を示してくれる」――まわりの農家からこんなふうに信頼を得ている農民組合が北の大地にあります。北海道の空知中央農民組合と空知産直センターは、持ち前のフロンティア精神で販路を広げ、着実に組合員を増やしています。
スペースマーク 江戸押絵羽子板
だれもが目を奪われてしまうほど、豪華で美しい色彩の江戸押絵羽子板。江戸庶民文化が創り出した工芸品です。この伝統工芸品の技法を守り、製作している尾崎寛児さん(46)。新しい世紀を迎え、伝統を守り発展させようと意欲満々の尾崎さんは、江戸押絵羽子板製作「秀徳」の4代目です。
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