「農民」記事データベース20010205-479-06

新聞「農民」の報道に反響

“輸入農産物の恐ろしさを知りました”

関連/生産者のしっかりした視点

 「安いから、手軽だからとついつい食べてしまうマック。記事を読んでショックです」「今の少年たちがおかしい原因の一つは食べ物。そのことを一人でも多くのお母さんに伝えたい。」――新聞「農民」の報道に大きな反響が寄せられています。


日本の食と農を守る先頭に

学校給食栄養士 高木つどいさん

 私は新聞「農民」が届くのを心待ちにして読んでいます。そのわけは、(1)食と農業の現状や問題点、そしてそれを解決する方向が詳しく書かれていること、(2)食の安全についての情報が豊富であること、(3)全国各地の生産者が元気にがんばっている姿が生き生きと紹介されていることなどです。

 「農民」で得た知識や情報を学校給食の栄養士としての仕事や、伝統食を考える会・東京連絡会の活動にも大いに活用しています。

 日本の食と農を守る運動の先頭に立って、これからも生産者と消費者を主人公にした記事をたくさん載せてください。

母親学級でPR版250枚配布

神奈川県津久井郡津久井町つくい助産院 長 愛子さん

 新聞「農民」PR版を折り込みで見て、二百五十枚注文し、妊娠中のお母さん、母親学級で配りました。妊娠して、お腹のなかの子どものことを思い、初めて食べ物に関心をもつお母さんが多いし、私も「食事は大事だ」と教えています。昔から「食は三代」といって、妊婦、お腹の中の子ども、その子の卵巣や精巣まで影響するといわれています。

 今の少年たちがおかしい原因の一つは食べ物にあると思います。そのことを一人でも多くのお母さんたちに伝えたい! そのことを伝えるのも助産婦の仕事だ!と考えています。

 これからも一般の消費者の知らない、知らされていない記事の掲載をよろしくお願いします。

遺伝子組替え食品は衝撃的

千葉市緑区・おゆみの皮フ科医院 中村健一さん

 皮膚疾患にはいまだ原因不明なものが多く専門家でも意見が分かれています。どう考えても何らかの中毒としか思えない病気がありその原因を食物に求める研究者もいます。

 新聞「農民」は日本人の食生活がいかにゆがめられているかを知る重要な情報源です。特に遺伝子組替え食品の問題は衝撃的です。この問題での厚生省の態度はひどいものです。日本人の皮膚病、健康被害、さらには民族絶滅にいたる問題につながります。医学の世界とも連携を取るうえで不可欠の新聞です。

若者の食事心配

東京都町田市 川口利子さん

 新婦人の産直小組で野菜やお米をいただいております。「農民」は消費者の側からも、人が生きていくうえでも、最も大切な「食」の問題が取り上げられていて興味深く読んでおります。十二月に載ったハンバーガーや輸入野菜の記事…。こういうもので育っていく若者や子どものことを思うと恐ろしいことですね。

知人にも講読依頼

長崎県西彼杵郡 真崎輝子さん

 コンビニ弁当の記事は興味深く読ませていただきました。手軽さからついつい利用しがちですが、読んでみて改めてその恐ろしさを実感しました。利用者が多いだけに安全なものを供給してほしいと思います。

 私も以前農業をやっていました。昨年までは所有の田んぼは知り合いに貸していましたが、今年からはもう作らないとのこと。ますます米を作る人が減っていくのかと思うと、日本の農業はどうなるのだろうかと思います。今回、この新聞を知り合いに購読してもらいたいと思っています。

百姓一揆起こしたい

茨城県霞ケ浦町 佐藤千代さん

 輸入農産物の添加物の恐ろしさを新聞「農民」で知りました。農業をとりまく政治の場当り的な対応に対して、私たち農民は右往左往しながら先の見えない生活です。百姓一揆でも起し世の中を変えたい心境です。どうぞ百姓のためにがんばってください。


農村に役立つ記事満載

新潟県農民連下越センター事務局長 遠藤重雄さん

 新聞「農民」は、農村に役立つ情報が満載です。私は水原町の「町民のための町政をつくる会」の代表をしていて、新聞「農民」に載った各地の農村振興の事例を見て、減反に対する町独自の上乗せ、家畜のし尿処理施設を活用した「耕畜一体農業」を推進する施策の一部を要求し実現してきました。農民を痛めつける国の政治のもとで、地方自治体の役割がますます重要になっています。

 集落では、来年の減反割り当てを決める説明会が始まり、私がその中で新聞「農民」に載った「緊急米総合対策」や「ハンバーガーは輸入食材の塊」の記事を使って話すとみんな注目して聞いてくれます。安全でおいしい食べ物を作ることが農民の使命だと感じています。

農民の心のよりどころ

秋田県藤里町 小林幸一さん

 新聞「農民」は、農民の心のよりどころです。新聞「農民」は、他の新聞が報じないこと、本当に私たちが知りたいこと、農家の実態を報じており、地域で共通の話題になります。また、新聞が報じる農民連食品分析センターの分析結果を見ると、輸入野菜・穀物がいかに残留農薬に汚染されているか寒気がする思いです。

 もうけ本位の輸入攻撃に負けないで農産物の生産を続けたい。そのためにも新聞「農民」の情報が重要です。

WTO協定の中身勉強になる

山形県鶴岡市農業委員 皆川和中さん

 新聞「農民」は、遺伝子組み換え農産物の問題や、農民連食品センターの独自の分析結果など、「日本農業新聞」にない、かゆいところに手が届く新聞だと思う。私は、昨年開催されたWTO国際シンポジウムに鶴岡市農業委員の代表として参加させてもらった。WTO協定の中身などについても新聞「農民」は大変勉強になっている。


生産者のしっかりした視点

「食べもの通信」編集長増子弘美さん

 新聞に載る各地の農家の元気なとりくみに注目しています。一般の新聞では米や野菜の暴落など暗い報道が多い中で、日本の農業を守る、生産者の生活を守るというしっかりした視点で、生産者自身が自分の言葉で農業の現場を伝えていると思います。その内容に勇気づけられています。

 『食べもの通信』は、民間団体の家庭栄養研究会が編集し、「食」と「健康」と「農」を消費者と生産者がともに考えあう雑誌です。食べものが、おいしくて、安くて、安全であればいいのか――私たちは、「食材料は、主として国産を選びましょう」と呼びかけています。

 政府も、食料自給率目標を立て、食生活指針を出していますが、農家が作り続けられる価格を保障しなければ、絵に描いた餅でしかないでしょう。

 新聞「農民」の昨年のコンビニ弁当、ファーストフード、冷凍野菜の特集は、事実を具体的に示して、ほとんどが輸入のものだったと述べていました。これには、「お株を奪われた」という思いです。特に、自前の分析センターを持ち、その分析結果というオリジナルな情報は、運動の力強い武器です。こうした情報も『食べもの通信』で紹介しながら、これからもギブアンドテイクですすめたいと思っています。

(新聞「農民」2001.2.5付)
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2001年2月

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