「農民」記事データベース20010723-502-07

分析センターだより

コンビニ弁当のご飯にギョッ


 誰でもできる簡単な食品実験「コンビニご飯と普通のご飯の違い」を、お教えします。コンビニ弁当やコンビニおにぎりのご飯は、見た目にはおいしそうです。しかし、この実験をすると、コンビニご飯と、お釜で炊いたご飯との違いがよくわかります。

 まず、きれいなコップを二個用意します。一つ目のコップに、コンビニから買ってきたおにぎり(梅おにぎりがお薦め)の端をほんの少しちぎって入れます。梅のついた部分が入らないように注意します。二つ目のコップには、自宅で炊いたご飯を同量入れます。それぞれのコップにご飯が浸るより多めの水を注いで、お米がバラバラになるように軽く振ります。静かに二分ほど待つと…。

 コンビニご飯は、水面にプツプツと油が浮き上がってきます。それも、「えっ?」と思うくらいたくさん!。コンビニのご飯を食べると、いつの間にか謎の油脂分を摂取させられていることになります(原材料の表記には、この謎の油脂分に該当する記載はありません)。

 コンビニのご飯は、油と塩を混ぜてから炊いています。これは見た目に艶をあたえ、冷めてももっちりとした食感を作り出すためのようです。同時に食品添加物を、ご飯全体に行きわたらせる働きをしているのかもしれません。

 コンビニは深夜までやっているので、重宝している方も多いと思いますが、ぜひ家庭で作るご飯の大切さを考える実験として試してみてください。

(新聞「農民」2001.7.23付)
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2001年7月

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