2002年9月


2002年9月30日(第556号)

スペースマーク パワフル夢いっぱいの母ちゃんたち
農業つぶしの悪政に、「どっこい負けてなるものか」と、がんばっている農村女性が全国各地にいます。そんな「イキイキ母ちゃん」の便りが、九州から二つ届きました。
スペースマーク 準産直米 出荷スタート
「作る農家の顔が見えるお米を消費者に」と、農民連が呼びかけてとりくんでいる準産直米の出荷が始まりました。
スペースマーク 農家にとって大変な事態
秋田県米価対策共闘会議の佐藤長右衛門議長(秋田県連委員長)と秋田市農民組合の代表は9月4日、新あきた農協を訪れ、中川薫清組合長、佐々木忠治・京極芳郎両専務らと会い、米「改革」の問題について申し入れ、懇談しました。
スペースマーク 損害補償求めて
国内初のBSEの発生から1年が経過した9月10日、農民連は、農水省に対して要請を行いました。国民の運動によってかちとったBSE対策緊急措置法にもとづいて、国に正式な謝罪と損害補償をさせることは、今なおBSEの傷跡に苦しむ現場の農家にとって、もっとも重要な課題です。
スペースマーク 全国研究交流集会での発言/決めたことをやりぬき税金、直売で組織拡大
鹿児島県連の組織建設を中心に報告します。
スペースマーク 農家の暖かさと交流
南アフリカの農村女性たちが9月9〜10日、農民連・食健連の案内で長野県北信地方を訪れ、りんご畑や水田で熱心に技術を学び、夜は農村の文化交流の2日間をすごしました。
スペースマーク 害虫防除 (20)
サツマイモの害虫にはハスモンヨトウ、土壌センチュウ、カメムシなどのほか、イモキバガとコガネムシがあります。
スペースマーク 市場原理では米は守れない
全大阪消費者団体連絡会の飯田秀男事務局長から寄せられた、生産調整研究会「中間取りまとめ」に対する意見を紹介します。
スペースマーク 農業つぶし退治
第32回全国かかし祭が9月7日から10日間、山形県上山市で行われ、大勢の見物客で賑わいました。
スペースマーク 炭やき農民のすすめ(11)
砂浜に立ち並ぶクロマツは、「白砂青松」と言われ、日本人の原風景の一つである。これがいま、酸性雨やマツクイムシの被害を受け、手入れも行き届かなくなったことから、危機的状況にある。
スペースマーク 旬の味
2年前に中山間地直接支払制度を受けるために12人で組合を作り、年に一度、共同の草刈り作業を行っている。一方、休耕田は、猪の泥浴で荒らされた跡が生々しい。この制度を活用した取り組みが全国で行われているだろうが、中山間地の荒廃は、予想以上に進んでいるのではないかと思い、その流れを地元から追ってみた

2002年9月23日(第555号)

スペースマーク ―生産調整研究会「中間取りまとめ」―生産者の声十分に反映できず
全国農協青年組織協議会(全青協)の門傳英慈会長(39)に、米「改革」に対する意見を聞きました。門傳氏は、宮城県一迫町で6ヘクタールの水田経営と納豆工場を営んでおり、生産調整研究会のメンバーでもあります。インタビューは、8月28日に東京・JAビル内で行われ、農民連青年部の森吉秀樹事務局長も同席しました。
スペースマーク 米つぶし許すな
「米つぶしは許さない! 国民の主食・米と田んぼを守ろう」――。米「改革」に対する農民連の見解と提案をまとめた新聞「農民」号外ができました。
スペースマーク 深刻 無登録農薬で産地廃棄
登録が失効した農薬(ダイホルタン、プリクトラン、ナフサク、PCNB)が流通・使用されていた問題で、いま全国の産地で出荷停止や、風評被害など深刻な事態が広がっています。
スペースマーク 元気が出た「支部・部会交流会」
福島・浜通り農業を守る会は8月25日、第7回支部・部会活動交流集会を開催しました。稲刈り前に行うこの交流集会は、会の総会に準ずる位置付け。参加した68人は学習講演会の後、米、野菜、税金の分科会で今後の活動方向を話し合い、米改革を許さない運動を広げるための英気を養いました。
スペースマーク “おいしかったから、また来たよ”
9月1日午前8時から正午まで、松山市大街道3丁目商店街で「城山門前朝市」が開かれました。8月に続いて2回目の産地直売。今回は、事前に新聞折り込みで2回宣伝していたこともあって、8時の開始時間前から大勢のお客さんが押しかけ、今か今かと開店を待ちわびます。
スペースマーク 害虫防除 (19)
エダマメの害虫には、タネバエ、ハスモンヨトウ、センチュウなどのほか、カメムシ類があります。
スペースマーク 『闘いの中での民衆の知恵と力、そして協同』――南部三閉伊一揆に学ぶ―下―
一揆の指導者となる不可欠の資質は「豊かな人間観と人間像」です。一揆の指導者たちには、非常に魅力的で人間的な人が多いんです。字の上手な人もいる。絵の上手な人もいる。芸達者な人もいる。大酒飲みもいる。武術が達者な人もいる。足が非常に速い人もいる。演説が得意な人もいる。いろんな人々が、さまざまの能力を発揮することが、一揆には必要なのです。
スペースマーク 目的なくしたダムはいらない
第6回清流・川辺川現地調査(熊本)が8月31日から2日間行われ、約240人が参加しました。川辺川ダム建設予定地や、水没する五木村、ダムの目的である治水、農業利水、発電の現場を視察し、現地の話を聞いてきました。
スペースマーク 農の考古学(19)
古代の人は、どんな稲を作っていたのでしょうか。その謎を解いたのが木簡の文字でした。
スペースマーク 旬の味
稲刈り間近。一面の穂波が田んぼにゆれる。しかし、実りの秋を不安にさせているのが無登録農薬問題をめぐる県の対応だ

2002年9月16日(第554号)

スペースマーク 今、農民連の真価を発揮する時
“ものをつくってこそ農民”の真価を発揮し、農業・農村・食糧を守る共同を広げ、農村での多数者への挑戦を今こそ――下町人情ただよう東京・浅草で、8月27日から3日間、「2002年農民連全国研究交流集会」が開催されました。北は北海道、南は鹿児島まで全国から220人が知恵と力を持ち寄って参加。会場には熱気があふれました。
スペースマーク “これで県の農業変わるぞ”
「うゎー、もう当確だ。これから長野県の農業が変わるぞー」――。9月1日、信州北部農民組合豊野支部で、巨峰の出荷を打ち合わせている最中に、テレビのテロップを見ていた菊地信行さんが叫びました。
スペースマーク 重金属など新設備導入募金呼びかけ農民連食品分析センター2000万円カンパの送り先
農民連食品分析センターが、農産物や食品に含まれる重金属汚染の分析に乗りだします。いまなぜ、それが必要なのか。同センターの石黒昌孝所長は、先に開いた農民連全国研究交流集会で解明しながら、新たな分析装置の導入などのための2000万円カンパを呼びかけました。
スペースマーク 米作りに展望を 全中が集会
「水田営農に将来展望を見出せるようにせよ」8月28日、全国から約2000人の農家が、東京・日比谷公会堂に集まり、「農業政策確立緊急全国代表者集会」が開かれました。全国農協中央会(全中)などが主催したもの。最大の焦点になっている米政策の見直しについて、国の役割と責任の明確化を強く求める決議を採択しました。
スペースマーク 税金学習会を開催
石川県金沢市で、8月4日、北陸3県(石川、富山、福井)の農民連が税金学習会を開催しました。
スペースマーク 佐々木健三会長あいさつ(要旨)
挨拶に立った佐々木健三会長は、生産調整研究会が6月に打ち出した「中間取りまとめ」について、「この方向を許せば、日本の米作りはもちろん、日本農業、ひいては日本の国土そのものが深刻な打撃を受ける。米をめぐる情勢を学び、経験の交流を深めて、米・農業つぶしを許さない全国的なたたかいを起こすことが、この研究交流集会の中心的な目的である」と強調しました。
スペースマーク 全国研究・交流集会への報告(1/3)(2/3)(3/3)
昨年の研究交流集会からの情勢の大きな変化は7割、8割あった小泉内閣の支持率が半減し、破綻しつつあることです。
スペースマーク 『闘いの中での民衆の知恵と力、そして協同』――南部三閉伊一揆に学ぶ―上―
みなさんは、一揆(いっき)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。一揆とはなんでしょう。よく「一揆主義」という言葉が使われています。計画もなしに立ち上がって、上から弾圧されると、総崩れになってしまう。計画がない、秩序がない、そして組織的でない。それが「一揆主義」という言葉でいわれます。
スペースマーク 作り手の良心守るメーカーたちの『よい食品を作る会』
「良い食品を作る会」というのがあります。コストを切り詰めるだけ切り詰める。企業が生き抜いていくためには、それが当たり前であるかのようにいわれています。そんな“価格競争”を尻目に、「安全とおいしさ」を最優先させて活動しているメーカーの集まりです。
スペースマーク 害虫防除 (18)
ナス、ピーマン、トマトの害虫にはアブラムシ、ハダニ、フキノメイガ、ヨトウムシのほか、次の害虫があります。
スペースマーク 農の楽しさ満喫
富山食健連と高岡市戸出町農協共催の「とうもろこしフェスティバル」が8月3日に高岡市で開かれ、地域の保育園児をはじめ、生協組合員、新婦人会員の親子連れなど150人が参加しました。
スペースマーク 異常な天候に柿も狂った?
私は岐阜県美濃加茂市で蜂屋柿を作っています。隣の柿畑でめずらしい現象が起きています。
スペースマーク 炭やき農民のすすめ(10)
日本の公害の原点といわれる足尾銅山跡地に木炭を撒いて緑化するとりくみが続けられている。これを提唱したのは、林学博士の岸本定吉先生(94)だ。
スペースマーク 演劇/三浦綾子原作「銃口」 青年劇場
青年劇場が上演する「銃口―教師・北森竜太の青春」は、三浦綾子の原作をもとにした作品。作家自身の教師としての体験を通して、軍国教育を担ってしまった責任と真の教育とはなにかを問い、戦争の意味、平和への願いを主人公・北森竜太の運命に重ね合わせて書かれた小説です。
スペースマーク 旬の味
農民連が掲げるスローガン「農業・農山村の復権」に農民を加わえ「農業・農山村・農民の復権」になった。当然だがその意味は大きい気がする

2002年9月2・9日(第553号)

スペースマーク 米「改革」に断固抗議宮城県農協中央会 大堀 哲会長の話米を守る緊急署名の申入れ豊作喜べる改革こそ必要だ農業委員が地振研究会米守れ キャラバン走るJA・自治体に強い危機感
「農業つぶし・米つぶしは断じて容認できない」――。食糧庁生産調整研究会の「中間取りまとめ」に対する抗議の声が急速に広がっています。農民連は各地で、「米『改革』に対する農民連の見解と提案」を持って、農協や自治体の訪問・対話運動を繰り広げています。そうしたなかで、宮城県農協中央会は8月21日、仙台市で、1000人規模の「農業者総決起大会」を開きました。
スペースマーク 添加物追認 日ハム偽装に抗議
輸入牛肉を国産と偽装してBSE対策費をだましとった業界最大手の食肉メーカー、日本ハム。全国食健連と農民連の代表が8月23日、港区にある東京支社に抗議しました。
スペースマーク 都会の労働者と手をつなごう
「都会で働く労働者と手をつなごう」――山形・庄内産直センターは8月9日から11日まで夏祭りツアーを行いました。産直センターが関わった団体に呼びかけた結果、東京、神奈川から全農林東京地方本部、明治書院労働組合、神奈川農畜産物供給センターの「手をつなぐ会」、全教の栄養職員部、神奈川・苗場保育園関係の演奏家グループなど多彩なメンバー36人(子ども含め)が参加しました。
スペースマーク 害虫防除 (17)
ウリ類につく害虫です。成虫は「ウリバエ」とも呼ばれ、4〜5月から葉脈を残して環状に葉を食害します(写真〈写真はありません〉)。幼苗では枯れることもあります。体長約8ミリ、鮮やかな茶色の甲虫で、近づくと素早く飛びたちます。
スペースマーク HAPPY料理空知産直センターです
今回は遠く北海道の岩見沢市、空知産直センターより届いた野菜BOXです。箱を開けると北海道の涼しい空気まで一緒に猛暑の東京に届いたような爽やかさを感じました。トマト、ナス、キュウリ、レタス、キャベツ、ピーマン、玉ねぎ、ささぎ(さや)、長ねぎの9品です。、大きくきれいな玉ねぎ。美しくて見とれてしまいます。こんなすばらしい野菜があるのに、輸入品に押されて産地で処分されるというニュースを思い出し、改めてくやしさがこみあげてきます。
スペースマーク 東京・正則高校の先生に聞くナスのトゲに驚きながら真夏の福島で体験「なかなかやる」と関心中身の濃いものでした
4年前から保育、農業、医療、介護などの体験学習に取り組んでいる東京都港区の私立『正則高校』。農民連も昨年から窓口になり、今年は北海道、秋田、山形、福島、茨城などで体験学習の受け入れを行っています。正則高校の体験学習について担当の先生から話をうかがい、まとめました。
スペースマーク 農の考古学(18)
弥生時代が終わり、墳墓を造ることが盛んになる古墳時代(3世紀中葉〜7世紀後半)が始まります。なかでも大規模な前方後円墳の築造は、同じ形の墳墓を造ることで、畿内政権を中心に豪族の同盟関係を強めるものでした。この時代に、各地で水田開発がすすめられます。
スペースマーク 旬の味
産直の交流会が開かれた。北海道・空知産直センターと新婦人道本部が共催し、今年で14回目を迎える。ここで大変感動した場面に出会った
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