2002年10月


2002年10月28日(第560号)

スペースマーク 労働者の権利守られて、食も安全「米を守れ!」写真コンクール
「食の安全・信頼と職場の民主主義を考える」シンポジウムが、10月12日、都内で開かれました。明治乳業争議団、雪印食品一般労働組合、ネッスル日本労働組合と、農民連や食健連など広範な団体が参加する実行委員会が主催。148の団体が賛同しました。
スペースマーク DECの犯罪
BSE対策を悪用した牛肉偽装詐欺事件を起こして、今年4月に解散した雪印食品。犯罪をおかしたのは、「DEC(デック)」と呼ばれる、労働者を抑圧するための秘密組織のメンバーでした。
スペースマーク 棚田で多彩なとりくみ――奈良
「米つぶし、農業つぶしを許すな!」――全国食健連のグリーンウェーブ行動が、全国各地でスタートしました。新聞「農民」号外や「米・農業を守る」署名を持って、農協や自治体を訪問。シンポジウムや学習会、収穫祭など多彩なとりくみが進められています。
スペースマーク 農民連が全農協労連、自治労連と懇談
農民連は、10月3日に全農協労連、8日に自治労連と相次いで懇談しました。米・農業つぶしの攻撃をはね返し、農業と地域経済を発展させる共同のたたかいを広げるため。佐々木健三会長をはじめ、本部在勤の役員が参加しました。
スペースマーク 「農協改革」の現時点(4)
農協は、他の協同組合とともに、独占禁止法の適用除外の扱いをうけています。独禁法は、正式名称を「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」といい、戦後改革のなかで、財閥解体などと合わせて、「公正かつ自由な競争を促進し、……国民経済の民主的で健全な発達を促進する」ことを目的にして制定され、1947年4月に公布されました。
スペースマーク 食品分析センター募金者氏名
◆ご協力ありがとうございました
スペースマーク “枝豆交流会”
10月6日、茨城・県南農民組合「大豆トラストの会」の枝豆交流会が開かれました。天気にも恵まれて汗ばむ陽気のなか、県内はもとより、東京、埼玉などから90人の会員が、河内町の大豆畑に集まりました。
スペースマーク 収穫機械のメンテナンス
今回は清掃の後の注油・グリスアップについて考えます。
スペースマーク HAPPY料理恵みに感謝しつつ…
今回は葉つき大根、葉つきにんじん3本、冬瓜1/2個、里芋550g、ミニトマト150g、オータムポエム(アスパラ菜)、ツルムラサキ、枝豆(新潟娘)の8品、1200円です。珍しい葉つきにんじんです。ぜひ葉をおいしくいただきたいですね。さっそく、かき揚げから作りました。
スペースマーク 少子化でも増え続ける障害や病気の子どもたち
長野県佐久市で2002年10月8日から2日間にわたり行われた食健連全国代表者活動者会議での発言を紹介します。
スペースマーク 農の考古学(21)
7世紀半ばから10世紀ころまで続いた律令国家は、律(刑法)と令(行政法などの法令)によって人民を統治する国家体制でした。律令社会では農民に一定面積の口分田を与える班田収受の制度が生産の基本でした。
スペースマーク 産地直送 もぎたてコンサート
ヒューマンファーマーズを迎えての「産地直送もぎたてコンサート」が10月5日、石川県松任市の市民交流センターで開かれ、200人余が参加しました。
スペースマーク 旬の味
雪虫が飛ぶ季節となった。農作業中に、いつの間にか無数の雪虫に覆われていることがある。白い綿にうすい青みを付けた数ミリの虫が空中に漂よっている様は、何とも幻想的だ。北海道では、この虫が飛び始めると初雪が近いことを知り、収穫作業や来年の営農の準備を急ぐこととなる

2002年10月21日(第559号)

スペースマーク 学校給食パンを安全な地場産で
学校給食のパンを地場産の小麦で――という取り組みが広がっています。「国産小麦は、パンに向かない」というのが、これまでの常識です。だけど、子どもたちに安全な給食をとの一心な願いが、工夫を生み、安全でおいしいパンを実現しています。
スペースマーク 小麦を植えてパンを作ったよ国産小麦使った学校給食
佐賀市立開成小学校では、総合学習の一環として地場産小麦を使ったパン作りに取り組みました。一昨年の3年生のときにニシノカオリの種をまき、4年生になって収穫し、その小麦を粉にしてもらってパン作り。
スペースマーク 草の根の取り組み 交流
食健連運動発祥の地、長野県佐久市で10月5日から2日間、全国食健連2002年度全国代表者・活動者会議が開かれ、19都府県から118人が参加しました。
スペースマーク 「米を守れ」地方議会が続々意見書採択
新潟農民連は、県内すべての市町村の9月議会に、国民の主食・米の生産を守ることを求める請願を提出。9月30日現在、新津市をはじめ5市31町村議会で採択されました。採択された3項目は次のとおり。
スペースマーク 小泉内閣がねらう 庶民大増税 ■下■
「方針」は、「従来より広い範囲に適切な税負担を求める必要がある」と言います。また「答申」は、「より広い範囲に課税」する必要があるとして、次の増税案を示しています。
スペースマーク 安全基準ない農薬(クロルピリホスメチル)なのに
いま輸入小麦の安全性が心配されています。食糧庁が穀物検査協会に依頼して実施している残留農薬の検査をみてみましょう(表)。2000年度に輸入したアメリカ産の小麦は、検査した152件すべての検体からクロルピリホスメチルやマラチオンが検出されています。
スペースマーク 十数年の道のりへて
パンに適した小麦への品種改良も進められています。農林水産技術会議事務局の研究調査官、吉永優さんは言います。
スペースマーク 「農協改革」の現時点(3)
1995年は、国際協同組合同盟(ICA)が創設されて100周年、その前年の94年は、近代協同組合のモデルとされたロッチデール公正先駆者組合がイギリスで誕生して150周年と、国際協同組合運動にとっての歴史的2年でした。その100年、150年という歴史を超えてきた協同組合でなぜ、はじめての「協同組合とは何か」という定義や価値を文章化して確認しなければならなかったのでしょうか。
スペースマーク 自宅に加工所作って次々と
庄内農民センターの佐藤朝子さんは、昨年2月に加工所を作って、長女の理恵さん(26)と加工を始めました。9月に農民連女性部が主催した加工交流会での佐藤さんの報告を紹介します。
スペースマーク 農産物大被害
10月1日から2日にかけて東日本を縦断した台風21号は、野菜や果樹などの農作物に大きな被害を及ぼしました。被害額は、ビニールハウスの倒壊などの施設被害と合わせて、約170億円。各地の農民連は、被害の状況を調べて、県などに対策を要請しています。
スペースマーク 収穫機械のメンテナンス
これから4回シリーズで収穫機械のメンテナンスについて考えます。
スペースマーク 旬の味
「本気になることのすばらしさ」をテーマにおしゃべりをします

2002年10月14日(第558号)

スペースマーク 産直ひろばオープン
農民連関東ブロック協議会を中心に全国ネットの力を生かした産直ひろば(直売所)が10月1日にオープンしました。東京・足立区の京成千住大橋駅前の「ガーデンメッセ千住店」に60坪規模の常設の直売所が誕生。新鮮、安心、おいしい野菜や果物、加工品、さらに玄米を店頭で精米して販売しています。毎日午前10時から午後8時まで開店しています。
スペースマーク ひょっとしたら大変な快挙だ!
今年2月8日、「野菜を作ろう会」が発足、そのときの仮称「農民連佐久楽農倶楽部(らくのうくらぶ)」はいつしか正式名称になりました。当時のことはもう新聞「農民」に載りましたが、それから半年――。
スペースマーク 小泉内閣がねらう 庶民大増税 ■中■
99年以後の所得税・住民税については、定率減税の制度が適用されています(表4)。
スペースマーク 「農協改革」の現時点(2)
政府・財界からの「農協改革」の名による協同組合攻撃が、「米つぶし政策」とセットで強められようとしている時、農協内部でもこれに呼応するかのような、みずから非協同組合化を進める動きが激化しています。
スペースマーク HAPPY料理子供らに新鮮な旬の野菜を
今回は、さつま芋2本480g、やや細めの柔らかいねぎ6本、若い大根葉300g、大根1本、じゃが芋540g、枝豆300g、ししとう160g、さやささげ300g、なす500g、ピーマン200g、みょうがの11種類、1500円です。野菜ボックス通信「ゆえいっこ」に「今週の充実度」として「こいやさい2・3人分 うすいやさい2・1人分です」と書いてあります。こんなにたくさん入っていても約2人分の1週間分なんだー野菜ってたくさん食べなければいけないなあ、と読者(消費者)が自然と納得できるよい工夫だと思いました。
スペースマーク もの作りへの熱気があふれる加工交流会加工所も建てた近所からも好評
「これなら私にもできる」――農民連女性部主催の加工交流会が、9月29・30日、東京都内で開かれ、全国から70人が参加しました。3年前の第1回以降、各地で発展している加工の取り組みがいきいきと報告され、笑いあり、感動あり、質問攻めあり、「ものづくり」の熱意あふれる母ちゃんパワーで大いに盛り上がりました。
スペースマーク 害虫防除 (22) ――最終回――
モグラは動物食のため、農作物の根を食害しませんが、トンネル堀りで根を切断するなどの害があります。ネズミは、モグラのトンネルを利用して、農作物を食害します。
スペースマーク 旬の味
産直米の初検査があり、作柄を心配したが、9月の好天でもち直し、仲間の米が全量一等となった。食糧事務所の係官は50項目の検査基準で米を格付けするが、米を見ると同品種でも粒の表情が異なり、作った人の性格まで分かるという。眼力には脱帽した

2002年10月7日(第557号)

スペースマーク 「米の力」収録のミニアルバム『まずはゴハンを食べなさい』
♪米の力を信じたい 日本人なら基本だ まずはごはんを食べなさい 腹からわき上がるパワー♪――本拠地を新潟に置き、東京などでもライブ活動をする歌手の高岡奈央さん(25)。今年7月「米の力」収録のミニアルバム『まずはゴハンをたべなさい』をリリースしました。高岡さんに歌手活動や「米の力」が生まれたエピソードを聞きました。
スペースマーク 小泉内閣がねらう 庶民大増税 ■上■
農民連の顧問税理士の浦野広明さんに「小泉内閣がねらう庶民大増税」について寄稿してもらいました。
スペースマーク 固定資産税――来年は評価替えの年
固定資産税に取り組んだ人たちが口をそろえて言うことは、「おもしろい」です。私はパズルを解くような楽しさを感じながら取り組みました。
スペースマーク 世界のコーヒー栽培農家襲う大暴落 農家手取りは、消費者価格の2%以下
私たちが飲むコーヒーの値段はそれほど下がっていないのに、コーヒー豆の価格が大暴落し、熱帯・亜熱帯の発展途上国でコーヒー栽培を営む2500万農民を直撃しています。最高時1ポンド(約450グラム)4ドルだった生産者価格が、いまは8分の1以下(図1)。九七年以降だけをとっても、1.8ドルから0.4ドルへと5分の1に暴落しています。
スペースマーク 「農協改革」の現時点(1)
政府・財界から「農協改革」への発言が相次いでいます。小泉首相の指示による「農業の構造改革」では、米政策の抜本的見直しと並んで「農協改革」が重点項目とされ、農協の事業・組織運営に大ナタをふりおろそうとしています。
スペースマーク 食の信頼確保へ、群馬県が緊急事業
全国で登録失効農薬が波紋を広げるなか、群馬県は全国に先駆けて、自主検査費用の半額を補助する「無登録農薬問題緊急安全確認事業」の実施を9月から始めました。
スペースマーク 越中 おわら風の盆さあ稲刈り
立春から数えて210日の9月1日から3日まで、越中おわら風の盆祭が富山県婦負郡八尾町で行われました。
スペースマーク 国民の健康を守る役割さらに加工用ニンジン助かった
「もっと国民の健康を守る役割を果たしたい」と、農民連は食品分析センターの機能強化のための2000万円カンパを呼びかけています。いま、食品分析センターは、新しい分析装置の導入を進めています。
スペースマーク 募金者氏名〔敬称略〕お寄せいただきました励ましや期待の声
募金へのご協力ありがとうございました
スペースマーク たそがれ清兵衛この映画のあらすじ
『男はつらいよ』『幸福の黄色いハンカチ』『学校』など数かずの傑作を生み出してきた山田洋次監督が、構想10年、藤沢周平の原作をもとに初めて挑んだ本格的な時代劇。幕末の小藩に生きる下級武士とその家族の絆を通して「本当の幸せとは何か」を描いています。この映画に主人公「清兵衛」の伯父役で出演した丹波哲郎さんに、その“見どころ”と山田監督との出会いなどを語ってもらいました。
スペースマーク 害虫防除 (21)
昨今、害虫防除に天敵を利用する試みが積極的に行われるようになりました。ここでは土着性天敵を生かすためのポイントをあげてみます。
スペースマーク 読者からのお便り
食の安全に消費者も確かな目を/亡き母への思い出/大好きな洋梨の無害を信じたい/妖怪に搾取される農民の無念
スペースマーク 炭やき農民のすすめ(12)
私の林業試験場(現・森林総合研究所)での研究は、炭一筋だった。その成果を本当の現場で実証できたらという思いがかなったのは、北海道上川郡の下川町である。
スペースマーク 演劇/コーラス・シティ「あした天使になあれ」
ミュージカル集団コーラス・シティは働きながらミュージカルにとりくむ若者たちの集団です。結成から18年、現在の団員は28人、3分の2は女性です。
スペースマーク 国産ブロッコリー買う母の気持ちがわかった
9月21、22日に開かれた神奈川学園(横浜市)の文化祭に、「食をめぐる問題を取り上げたい」と農民連を訪ねてきた女子中学生たちの発表を見に行きました。
スペースマーク 京野菜
賀茂なす/万願寺とうがらし/伏見甘長とうがらし/聖護院大根
スペースマーク 農の考古学(20)
稲作経営で牛や馬の畜力が導入されるのはいつごろでしょうか。5、6世紀代には、各地で盛んに水田開発がすすめられます。それを可能にしたのは、新しい農業・土木技術でした。
スペースマーク 旬の味
とれ秋に思うこと、それは「作物は正直で、作ったようにしか育たない。手抜きをすれば出来が悪い。お天気もテキメンだ」ということだ
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