「農民」記事データベース20030630-592-05

米研全国大会

“作った人の顔が見える…いいネェ”

お米屋さんの期待ふくらむ


 全国オリベッティ米穀店経営研究会(米研)の第十九回全国大会が六月八〜九日、宮城県松島町で開かれました。米研には、農民連が四年前から交流を続けている西東京米研が参加しており、ほくほく・北陸・関東ネットの稲作農家八人も全国大会に参加しました。

 全国大会には、七十五人のお米屋さんをはじめ、業界関係者など総勢百二十九人が参加、活気あふれる内容でした。

 一日目は、業界紙「商経アドバイス」の中村信次専務の記念講演に続いて全体会。宮城農民連米研究会の鈴木弥弘さんが、産地の特色を発表しました。

 二日目は、農家グループごとに分散会。農民連の分散会には、宮城、岩手、新潟、西東京、大阪、九州のお米屋さん二十人が参加。堂前貢・農民連副会長が、卸を通してお米屋さんや消費者に“作る人の顔が見えるお米”を届ける準産直米の運動を紹介しました。

 お米屋さんからは「業務用には安い米が求められる。対応できないか」などの要望とともに、「安売り勝負でない、顔が見える米がほしい。農民連の全国ネットは魅力」といった期待の声も。「農民連の米は、全国どこでも生産者の顔が見え、作り方がわかる。こだわり米から普通栽培の米まで対応できる」と話し、懇談が進みました。そうしたなかで、九州や岩手のお米屋さんが地元の農民連との懇談を約束する場面も。

 米研の白川皓一幹事長は「まだまだ仲間の米屋はがんばっている。生産者や業者のみなさんと力を合わせて夢を持ち続けよう」と閉会あいさつ。成田市から参加した糸川幸一さんは「お米屋さんの前向きな勢いを感じた。おいしいお米を作る努力とともに、仲間を増やして期待に応えられる農民連にしなければ」と語っていました。

(千葉県農民連 小倉 毅)

(新聞「農民」2003.6.30付)
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2003年6月

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