「農民」記事データベース20030630-592-11

品川区職労と山梨農民連

食べながら交流、満足

たわわに実ったブドウ・サクランボ


 東京・品川区職労の十七人が六月十四〜十五日、山梨農民連の丹沢民雄会長のブドウ園と、小野得温さんのサクランボ園でブドウ・サクランボ狩りを楽しみました。

 あいにくの梅雨空でしたが、たわわに実ったブドウとサクランボに、「毎日ごみごみした生活をしている私たちには、さわやかで、とても満足」と参加者。「こんなに自然に囲まれての生活にあこがれます」といった感想も聞かれました。

 山梨農民連は、都区職員生協とは、四季を通しての果物産直で十年来のお付き合いです。こうした交流は三回目ですが、区職労の人たちが単独で企画して行うのは初めてです。

 昼食には、名物の「おざら」や「ほうとう」を味わってもらいました。これらは小麦粉で作った麺で、「おざら」は細く、「ほうとう」はきしめんをさらに太く、厚くしたようなもの。どちらも、季節の野菜を煮込んだみそ味です。「おざら」は夏、つけ麺で食べます。四方を山に囲まれ、米が獲れずに貧しかった山梨では昔から、食事といえば主食は麦飯と麺だけでした。

 今は、日本一の果樹産地といわれる山梨県ですが、それ以前はまったく違う暮らしぶりを祖先の人たちはしていました。その両方を都会の消費者に味わってもらい、食と農を守る共同をさらに広げていきたいと思っています。

(関東ブロック編集協力員・津久井裕=山梨農民連)

(新聞「農民」2003.6.30付)
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2003年6月

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