「農民」記事データベース20030728-596-04

群馬県母親大会

守ろう食と農 私たちで

食品分析センター 石黒所長が講演


 群馬県母親大会が六月二十二日、富岡市生涯学習センターを主会場に開かれ、農民連食品分析センターの石黒昌孝所長が講演しました。

 午前中の「石黒さんを囲んで話そう聞こう」の分科会(写真〈写真はありません〉)では、学校給食や輸入食品への関心が高く「安心して食べられない」不安が口々に。私も企業優先の農薬登録制度や、輸入は野放し・国産には厳しい基準など、産直に携わって感じている農政の矛盾を発言し、学校給食パンなどを分析して行政と話し合うことなどを提案しました。

 午後の全体会では、約八百人の参加者を前に石黒さんが講演。輸入冷凍ホウレン草から違反農薬を検出して食品衛生法を改正させたことや、輸入小麦を使った学校給食パン、ベビーフードなどから次々農薬が検出されている話に、会場からどよめく声も。農民連女性部がよびかけた分析センターカンパには、五万円余が寄せられました。

 今回初めて母親大会に参加した女性会員は「食への関心の重さを肌で感じ、多くの農民連の仲間をつくり、安全でおいしい食糧を消費者に届ける義務があると感じた」と感想を寄せました。

(群馬農民連 目黒奈美子)

(新聞「農民」2003.7.28付)
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2003年7月

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