「農民」記事データベース20030728-596-09

手づくり海水塩と有機肥料の現地ツアー

農家のこだわり生産ジックリみました

新潟の農民連と新婦人


 新潟農民連と新婦人は六月六日、新婦人産直で取り扱っている海水塩と、会員が農産物に使っている有機肥料の製造現場を視察し、十七人が参加しました。

 有機肥料「花子」を作る高橋農産は、原料に豚糞、カニ殻、骨粉、ケイ酸白土、コーヒー豆粕などを使っています。肥料を作る工程の話を聞いた後、加工所で手作りハムを食べたり、畜舎で生まれたての子豚を抱かせてもらい、新婦人の皆さんは「かわい〜い!」と歓声をあげていました。

 次に訪ねたのは、景勝地“笹川流れ海岸”にある「海の磯塩」の小林久さん(山北町)です。たくさんのミネラルを含む塩やニガリは、全国誌にも紹介され、たいへんな注目を集めています。最近では「笹川流れの塩」として売られるニセ物もあるため、商標登録を申請しているそうです。

 帰途、産直の野菜ボックスにいつもおいしいトマトを出している豊栄市の渡辺憲一さんの畑も訪問。渡辺さんは、以前から自ら作るボカシ肥料を使った完全有機栽培をするこだわりぶり。その場でもぎたてを食べさせてもらいました。

 今回の視察では、作り手の苦労、思いや品質の良さをあらためて確認しあえたとともに、産直運動の必要性も感じさせられました。

(新潟県連 鈴木 亮)

(新聞「農民」2003.7.28付)
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2003年7月

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