2004年1月


2004年1月26日(第620号)

スペースマーク 新聞「農民」使って高校生が研究発表
夏休みの家庭科の宿題“ホームプロジェクト”で新聞「農民」を活用して食料問題を取り上げ、市の大会で最優秀賞に輝いた高校生がいます。岩手県盛岡南高校1年生の遠藤正太君(16)。題して「これでいいのか? 僕たちの食生活〜地域の食に目を向ける」。ホームプロジェクトをやりとげ、「やっぱり外国産の食べ物は不安。日本のものを食べつづけたい」と言う正太君に聞きました。
スペースマーク 防衛庁正門前で抗議行動
陸上自衛隊の先遣隊がイラクに派兵された1月16日、東京・市ヶ谷の防衛庁正門前で、緊急の抗議行動が行われました。主催は国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、有事法制は許さない連絡センター。「自衛隊のイラク派兵反対」「憲法九条を守ろう」などの横断幕やプラカードを手に、農民連など40団体、100人が参加しました。
スペースマーク 日本養鶏協会 農家に手厚い支援策を
山口県阿東町の養鶏場で1月12日、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。日本では、1925年以来、79年ぶり。
スペースマーク 憲法知事で府政改革を
注目の大阪府知事選が1月15日告示(2月1日投票)され、農民組合大阪府連も参加する「明るい民主大阪府政をつくる会」の梅田章二候補は朝9時、大阪駅前で第一声をあげました。この出陣式で梅田候補が訴えたことは、今度の選挙の特徴をよく示しています。
スペースマーク とても勉強になる新聞 あなたたちだけが頼り
北海道岩見沢市の昨年末の農業委員会総会。ある委員が次のような発言をしました。「自衛隊がイラクに派兵される。当初は私も当然だと考えていたが、妻の弟が名寄(なよろ)の自衛隊にいて、派兵の対象になり、たいへん複雑な思いにかられた。イラクは本当に安全なのだろうか。ひょっとすると命を落とすことになるのではと、不安が日増しに募る。できることなら行ってほしくない。平和であってこそ生活の安定があると考えるようになった」。
スペースマーク ヘルシーでおいしく食べたい 欲ばりなあなたにピッタリの本
「ヘルシーで、おいしくて、そのうえ満足できる晩ごはんを食べたい」――そんな欲張りを実現するのにピッタリなレシピ集が出版されました。著者は以前、新聞「農民」に「産直BOX丸ごと使ってHAPPY料理」を連載していた料理研究家の吉田文子さん。
スペースマーク 横浜市の保育園でふるさと産直市夏は涼しく快適だよ
蒸かしジャガイモをおいしそうにほおばる園児たち。つきたてお餅を入れたアイガモ汁に行列ができ、「餅まき」で園内に歓声が響きわたった12月14日、山形県庄内産直センターの生産者16人が、横浜市内の苗場保育園を訪れ、「ふるさと産直市」で農産物や漬物、干物などを販売しました。
スペースマーク 「きくまの民話と伝説」/けっこうさん(港町)
おへんどさんが菊間に流れて来て住みつきました。いっつも裸で腰に布をまきつけとりました。時々船方にやとわれて食物や酒をよばれては、
スペースマーク 農民連関係の直売所2号店 百姓の館
福井農民連関係の直売所の2号店が昨年10月、武生市村国町に「百姓の館」として開店しました。農民連の直営ではありませんが、農民連の会員が運営の主体となって仲間に声をかけ、共同経営者は38人にのぼります。市と県の補助事業も活用して、1年間の期間をかけて準備を進めてきました。
スペースマーク 全税関労組に若い2人が加入
民主的な税関行政をめざし、全国食健連の事務局団体として国民の食の安全を守る立場で輸入食品の港見学などに取り組んでいる全税関労組。そこに新しく若い2人が加入しました。
スペースマーク 旬の味
北海道のいとこから小包が届いた。結婚写真とビデオだった。彼女は昨年、めでたく結婚した。私は結婚式に出席できなかったが、写っている新婚の2人の笑顔から幸せがにじみでている

2004年1月19日(第619号)

スペースマーク 作って 楽し 売って 喜び
「作ったものが直接販売できる楽しみ、喜びがある」――広島県君田村(きみたそん)にある農産物直売所“おはよう市”の取り組みで、村のお年寄りや女性が元気になっています。都市住民との交流で農業振興に取り組む、村とおはよう市を取材しました。
スペースマーク 食の安全を守れアメリカ産牛肉の 禁輸を続け、回収せよリンゴ火傷病の侵入を許してはならない
全国食健連と農民連は1月7日、東京・有楽町マリオン前で新春宣伝を行いました。
スペースマーク 青江早生ミカンの起こり
父から生前に「祖父(大道倉吉)が広島県豊町大長(当時は大長村)の人々にミカンの木を植えるように勧めて回った」とたびたび聞かされていました。そこで早生ミカンについて調べてみました。
スペースマーク 猿の知恵“落ち穂拾い”
若い頃、養鶏をしていた福岡「みのう農民組合」の石井淳一さん(68)。勤めていた会社を退職後、吉井町で農業をしています。農民組合事務の金子徳子さんは「物事の本質をずばり見抜く頼もしい仲間。『こめだより』を米部員が順番で書いていますが、間に合わなかったり、どうしても書けないと言われる方がいるとき、石井さんが書きためた作品を使わせてもらいます」と話します。「石川十」というペンネームで詩をつくる農民詩人、石川さんのエッセーを紹介します。
スペースマーク 素材の持ち味を生かした料理
地場のものを食することは、昔から当たり前のことだった。生産者に感謝し、素材の持ち味を生かした料理をお客様に提供していくことで、地元の農業を応援したい――こんな思いを抱きながら料理店を営む「季節料理今ぜき」のご主人、今関雅博さん(41)。
スペースマーク お見事!わが支部の小林さん
1月4日放映された山形県酒田市でのNHKのど自慢で、庄内農民センター大山支部の小林誠さんが、なんと「今週のチャンピオン」に選ばれました。
スペースマーク 松尾佐知子のやっぱりごはん
さあ「国際コメ年」、といってもピンとこないけれど、私なりにもっと米について勉強する年にしたいと思う。
スペースマーク 旬の味
元旦は兄弟4人がそろってあいさつ。子どもは合計10人。ワイワイガヤガヤと話がはずむが、今年の雰囲気は違った。大きく育った1人がアテネオリンピックに出場が決まったから

2004年1月12日(第618号)

スペースマーク 外圧に屈せず食の安全守れ『BSEはアメリカでも起こりうるか』
「やっぱり出たか」――。昨年12月、アメリカ・ワシントン州でBSEに感染した乳牛が見つかりました。日本が輸入する牛肉の約5割、国内流通量の3割を占めるアメリカ産。同国はこれまで「アメリカ産は安全」と、日本に牛肉を売り込んできましたが、その欺まん性が明白になりました。
スペースマーク 輸入依存が元凶、安易に解禁するな
全国食健連と農民連は12月26日、アメリカでBSEに感染した乳牛が発見された問題で、農水省に対して緊急の要請を行いました。佐々木健三・農民連会長や老田弘道・全農協労連委員長をはじめ、7人が参加。(1)すでに輸入され、流通しているアメリカ産牛肉をただちに回収すること、(2)日本と同等の安全対策が確保されるまで輸入を解禁しないこと、(3)輸入牛肉をトレーサビリティの対象にすることなどを求めました。
スペースマーク 対談/活動の原点は現場の声聞く・農業の発展に力を合わせて
先の総選挙で初当選をかちとった日本共産党の高橋千鶴子衆院議員。農水委員会を担当することになりました。高橋議員と農民連の佐々木健三会長に農業の未来を切り開くたたかいについて語り合ってもらいました。
スペースマーク 豚肉の関税撤廃は死活問題
メキシコとのFTA(自由貿易協定)交渉で、無関税枠の設定を求められ、たった1カ月あまりで50万筆もの反対署名を集めた(社)全国養豚協会。同協会の常務理事、川口昭平氏が12月18日、農民連事務所を訪れ、畜全協・農民連の代表者と懇談しました。
スペースマーク 小泉内閣の暴挙に抗議
「アメリカのために日本人の血を流すな」――。小泉内閣は昨年12月、イラク派兵に向けた「基本計画」に続いて「実施要綱」を決定。そして26日、先遣隊をイラクに派兵しました。これは戦争放棄をうたった憲法9条を踏みにじり、アメリカの無法な占領を支援するもの。こうした一連の暴挙に対して各地で抗議集会や署名・宣伝行動がとりくまれています。
スペースマーク この人/趣味は「小説を読む」創作も
昨年7月に分析センターの分析研究員に迎えられました。岩手県胆沢郡前沢町の生まれで、両親は教師。独身です。
スペースマーク インタビュー/講談は庶民の立場から世の不正、不合理を糾弾するもの
『おらあ日本のマンマが食いてえ』という著書と「農業講談」で知られる講談師、宝井琴梅さんに「琴梅米」を作り始めたきっかけ、「辻講釈」を始めて25年の話など、庶民の笑いと怒りを語る大衆演芸「講談」への思いをお聞きしました。
スペースマーク 旬の味
北海道は昨年、台風、地震、冷害と災害が続き、各地に甚大な被害をもたらした。「災害は忘れた頃にやってくる」というが、これだけ頻発するのは、地球規模での異常が進んでいるということだろうか

2004年1月5日(第617号)

スペースマーク んダ、一家の“主人”はお母ちゃん
「みんなで集まればおしゃべりもできるし、楽しいよォ」「ンダンダ」――青い海と温暖な気候、冬でも花が咲き乱れる房総半島の南端、千葉県白浜町は、観光と沿岸漁業のさかんな小さな農漁村です。この町の安房農漁民組合のお母ちゃんたちの元気なこと。農作業を切り回すのも女房なら、財布のヒモを握っているのも女房、という白浜のお母ちゃんたち。菜花の出荷が始まり、ひとあしもふたあしも早い南房総の春を訪ねました。
スペースマーク 世界に冠たる日本の水田
今年は、国連が提唱する「国際コメ年」です。米は世界の半数以上の人々の主食であり、飢餓問題の解決にも重要な作物。日本人の生活や文化にも深くかかわってきました。しかし政府はいま「米改革」と称して米政策を放棄しようとしています。『水田軽視は農業を滅ぼす』などの著者、吉田武彦さん(73)に、日本と世界の稲作について語ってもらいました。
スペースマーク サルの郷土玩具あ・れ・こ・れ
毎年の年賀切手のデザインに十二支の動物の郷土玩具が使われるようになってから、もう半世紀がたちます。最初は1954年、福島県の三春駒です。
スペースマーク メキシコでは「農業はもう我慢できない連合」作って主食(トウモロコシ)守る運動やってます(1/2)(2/2)
「ANEC」は直訳すれば「全国農業取引業連合」。家族経営が生産したトウモロコシをはじめとする農産物を自分たちで加工・直販する生産者組織で、加工場・直売所建設に対する融資や経営指導を行う協同組合組織も持っています。日本では、産直協にあたる組織といっていいでしょう。……
スペースマーク 若者が“やろう”と思える農業を
23歳の若さで農業委員に初当選した青森県尾上(おのえ)町の斎藤美緒さん(日本共産党公認)。36年ぶりに行われた農業委員選挙(03年11月16日投票)の結果に、「これで、町に新しい風が吹く」と期待の声があがっています。農業委員になった美緒さんを訪ねました。
スペースマーク 旬の味
申年(さるどし)にちなんで、小泉内閣には猿にちなんだ言葉が似合いそうだという話
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