「農民」記事データベース20040816-648-04

初年度の業務計画について(要旨)

農民連ふるさとネットワーク副代表 椎名二郎

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 最初にみなさんに訴えたい点は、まず一歩を踏み出すということです。同時に、情勢をしっかり学習し、原点を忘れずに力を合わせてがんばっていきましょう。

 (1)準産直米の飛躍

 準産直米では、業者と向き合える量をやりきることが目標です。稲刈りが始まる前に、計画に見合う面積と予定収量を確認し、目標数量を確保しましょう。

 同時に、生産履歴をはっきりさせていくことが大事です。栽培記録については、必ず報告することとし、書式を統一することを検討します。

 (2)新婦人産直の発展

 新婦人産直は、今年で十五年目を迎えます。あらためて農民連からみた新婦人会員との産直の実態調査を行います。そのうえで交流会を今年度中に開きたいと思います。

 新婦人には様々な要求にもとづいた小組があります。それらを土台にした多様な産直をどう展開していくのか、探求していきます。

 (3)果物や加工品のインターネット・チラシでの紹介販売の検討

 各産地の産品を全国流通させるために、インターネットの活用を検討します。あわせてカタログの作成も検討します。

 (4)部会の立ち上げ

 「ふるさとネット」に、(1)米部会、(2)かんきつ部会、(3)落葉果樹部会、(4)ジャガイモ・玉ねぎ部会、(5)加工品部会を立ち上げます。販路をどうやって広げていくのかを検討していきます。

 (5)栽培品目マップの作成

 「ふるさとネット」には、さまざまな団体・業界から、どこにどんな産品がどれくらいあるのか、といった問い合わせがたくさん寄せられています。これからはこういう要望にこたえていくことがたいへん重要です。

 結成大会に向けて、各加盟団体に生産物情報を寄せていただくようお願いしましたが、まだ十分ではありません。とりあえずこの情報は、行き先別・品目別に整理して、内部には公表していこうと思っています。外部については、どういう形で公開していくか、これから検討していきます。

 (6)研修会や情報交換会の開催

 直売所・新婦人産直・生協産直の情報交換会を引き続き行っていきます。また、業務や経理、税務対策も含めて実務研修会を開いて、全国の実務レベルが向上し、平準化するよう改善を図っていきます。

 (7)低コスト物流の開拓

 産直組織の物流システムを調査して、共有できるところは共有するなど、なるべく安い運賃で私たちの生産物を消費者に届ける方法を検討していきます。また、拠点都市から拠点都市への配送ルートを研究して紹介します。業者との提携も含めて、みなさんの知恵と工夫をいただきながら、いろいろ模索していこうと思っています。

(新聞「農民」2004.8.16付)
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2004年8月

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