「農民」記事データベース20051031-706-11

旬の味


 昨年二月、反戦ビラを配っただけで「住居侵入」で逮捕されるという事件が起きた。テレビでニュースを見たとき、「ドロボウでもないのにおかしいね」と、夫と話した記憶がある▼先日、「事件に巻き込まれたら」と題する弁護士の講演を聞く機会があった。それによると、この二年間で七件、同様の事件が起きているとのこと。そのなかには、警察庁公安部が中心になって五カ月も尾行。団地の集合ポストにビラを入れるところをビデオに撮影。逮捕の瞬間の映像もマスコミに流す―という事件もあったそうだ▼報道による世論への影響も計算した計画的なでっち上げ。これはもう権力による弾圧と言っていい。そこには非常に強力なメッセージが出ていると思う▼つまり、日本を軍事国家にするには、これに反対する勢力を封じ込める必要がある。そのために、治安という名で国民を監視する。このことに、権力は不退転の決意でかかっているということだ▼憲法を守る声をもっと大きくしよう。平和と民主主義を守るために。

(す)

(新聞「農民」2005.10.31付)
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2005年10月

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