農のこころ丸山美沙夫
雪折れの林檎樹を漕ぐ腰つ丈 美沙夫 大雪は果樹やハウス園芸農家にも大きな被害をもたらした。雪の多い地方はそれなりに多少の雪にも耐えられる施設や果樹の支柱を施したりしている。ところが大雪となると、雪に埋れた下枝や枝先を圧した雪の重さに引き込められて、太い枝まで折ってしまう。この句は林檎樹を守るために、雪を漕いでいく姿を詠む。
(新聞「農民」2006.2.13付)
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[2006年2月]
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