「農民」記事データベース20060410-727-22

豪華絢爛な絵巻

“曲水の宴”

福岡・太宰府天満宮


 福岡・太宰府天満宮の庭で、毎年三月の第一日曜に「曲水の宴」がおこなわれます(今年は三月五日)。清水の流れる水路のそばに座り、流れてくる盃(さかずき)が自分の前を通り過ぎないうちに一首を詠むという、まことに優雅な催し。毎年、名のある方々が招待され、男性は衣冠姿、女性は十二単衣(ひとえ)姿で着飾り、平安時代そのままです。菅原道真を慕って一夜で都から飛んできたといわれている『飛梅』も満開で、まさに豪華絢爛(けんらん)たる平安絵巻でした。(写真〈写真はありません〉

 「曲水の宴」は中国から伝わり、朝廷や公家の間で流行。天満宮では、天徳二年(九五八年)大宰大弐・小野好古(よしふる)によってはじめられたと伝えられています(太宰府パンフレットから)。梅の香りを全身に浴び、平安時代へタイムスリップしたようで、なんとも楽しい一日でした。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2006.4.10付)
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2006年4月

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