2006年12月


2006年12月18日(第761号)

スペースマーク 食の安全への共感ますます新年号のお届けと休刊のお知らせ
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は十二月五日、グリーンウエーブ(食糧の波)中央行動に取り組み、全国から生産者、消費者、労働者らのべ100人が参加。農水省前の要求集会、各省庁交渉、秋のグリーンウエーブ中央集結集会、中央収穫祭で、秋の行動の成果を持ち寄り交流しながら、引き続く運動の前進をめざして決意を固め合いました。
スペースマーク 日豪EPA 日本農業を壊滅に追い込む 日比EPA 比を産廃物のゴミ捨て場に
FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)をめぐって新たな事態が浮上しています。それは(1)日本農業を壊滅に追い込む日本・オーストラリアEPAが「例外」扱いなしで交渉入りする可能性が強いこと、(2)日本・フィリピンEPA協定に、日本がフィリピンに産業廃棄物を「関税ゼロ」で「輸出」する条項があることが明らかになったことなどです。
スペースマーク 農のこころ
腰までの泥を信じて蓮根掘る
スペースマーク NAFTA13年目 メキシコ農業の実情(下)
NAFTA(北米自由貿易協定)の下でメキシコ農業は、コーンに限らずその他の穀物でも深刻な影響を受けています。
スペースマーク 平和と生活向上へ科学はいま何を問われているか科学者会議が学術研究集会食品分析センター募金者氏名
日本科学者会議は12月1〜3日、東京にある明治大学と一橋大学を会場に、「諸科学・技術の到達点と国民生活〜平和と生活向上のための科学はいま何を問われているか」をメーンテーマに、第16回総合学術研究集会を開き、全国から多数の研究者が参加しました。
スペースマーク 農村から元気を奪っている早春に向けて野菜栽培講習会
兵庫食健連はグリーンウエーブの一環として11月25日、和歌山大学教授(農学博士)の橋本卓爾さんを講師に「どうなる日本の農業、どうなる日本の食料」と題して学習会を開催しました。
スペースマーク 大豆畑トラスト収穫祭
福岡・みのう農民組合は11月26日、大豆畑トラストを締めくくる収穫祭を行いました。雨のため外での作業ができず、大豆畑トラストを紹介したRKB毎日放送の「今日感テレビ」と小郡市のケーブルテレビ・スタジオマグピーのビデオを鑑賞。70人が参加しました。
スペースマーク 障害者と一緒に話したり食べたり
「みかんの季節がやってきました。障害者、健常者いっしょにみかん狩りに行って、交流を深めませんか?」という呼びかけで、11月12日、愛媛・今治市菊間でみかん狩りが行われました。今年で12回目。
スペースマーク 柿 柿 柿 柿
今年もがんばって蜂屋柿をつくりました。夏の不順な天候とたたかいながらの作業はたいへんで、地球温暖化の影響が柿の栽培を難しくしていることを実感します。
スペースマーク 旬の味
都市農業は危機にひんしている。WTO協定発効後の10年間で大阪の農地は16%減、農産物算出額は27%減、遊休農地は全農地の10%を超えた。農家1戸当たりの経営面積は38アールに落ち込んだままだ

2006年12月11日(第760号)

スペースマーク 組織も活動も広がった
里山の木々が赤や黄の彩りを濃くし、刈り取りを終えた田んぼは静かなねむりについています。落ち着いた晩秋の雰囲気を漂わせる岡山県赤磐市の山陽地区(旧山陽町)。ここはまた県内有数の桃の産地でもあります。岡山県農民連の山陽支部は税金の取り組みを通じて、この数年で会員を約7倍に増やし、40人近い組織になりました。そして今、多面的な農家の要求に目を向け、組織も活動も飛躍させようとしています。
スペースマーク NAFTA13年目 メキシコ農業の実情(上)食品分析センター募金者氏名
WTO交渉の長期にわたる凍結が、アメリカ中間選挙結果からも確実になりつつあるなかで、日本の政府・財界もFTA・EPA締結に全力投球をはじめています。
スペースマーク 助け合いの集落営農を大いにピートン作り 多彩に広く
農民連京都丹後地域センターは11月16日、農民連の笹渡義夫事務局長を迎えて「食糧主権宣言」の学習会を開きました。松村統克代表のあいさつに続いて、笹渡氏が講演。世界の農業情勢を現地の農民の状況も交えて語ったうえで、「日本では生産費に見合う米価を要求するのは農民連だけになった。しかし、国が進めている品目横断対策では日本の農業や農村は守れないし、世界では食糧主権の考え方が広がっている。集落の構成員が助けあう、本当の意味での集落営農を大いに進めよう」と訴えました。
スペースマーク 農のこころ
立冬の両手に重き地場野菜
スペースマーク ストップ!GMO秋の全国行動(千葉)GM動物はいらない
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは26、27の両日、遺伝子組み換え(GM)動物の食品安全性の審査基準について議論するコーデックス委員会バイオテクノロジー応用食品特別部会が千葉・幕張で開かれた(11月27日〜12月1日)のに伴い、「ストップ!GMO 秋の全国行動inちば」に取り組みました。
スペースマーク 日経調「農政改革」提言と日本の農業・農民
日本の農地法には、これまで述べたこと以外に小作地の所有制限(第6条以下)や小作料の調整に関する規定(同第21条〜第25条)などがあり、農地価格についても国が買収する場合の算定式が政令(第2条)にあります。
スペースマーク お米屋さんの収穫祭
農民連ふるさとネットワークは、11月25日(東京・日野市の滝瀬商店)と26日(埼玉・越谷市の玄米工房と草加市のライスプラザ)、準産直米を扱う米屋さんの収穫祭を開き、お客さんと米屋さん、産地からかけつけた生産者がひとつになって交流を楽しみました。
スペースマーク 兵庫収穫祭に3千人
兵庫収穫祭が11月12日、神戸市西区の高塚公園で開かれ、3000人を超える参加者が、新鮮な野菜を買ったり、秋の味覚に舌鼓を打ちました。
スペースマーク 旬の味
フィリピンで行われたビア・カンペシーナ農民女性会議は、私にとって、自分が日本人であることを強く意識した一週間だった

2006年12月4日(第759号)

スペースマーク 女性自立の運動 目の当たりに
「ビア・カンペシーナ 第2回女性農業者リーダー会議」が、11月4〜7日、フィリピンのルソン島で開かれました。昨年は8月に韓国で開催。今回は、フィリピンの二つの農民組織(フィリピン農民運動=KMPとパラゴス・フィリピーナス)が受け入れました。インドネシア、韓国、ベトナム、日本から農村女性の代表が参加。女性農業者の権利の確立と保護、地位向上を実現するために、議論を交わしました。農民連からは、女性部役員の野田幸子さんと通訳として青年部幹事の杵塚歩さんが参加しました。
スペースマーク 高圧的な調査許せない
農民連関東ブロック協議会(代表・大木伝一郎)は11月10日、埼玉県深谷市の農民連会員に対する不当な税務調査について、国税庁交渉を行いました。千葉、茨城、埼玉の代表、10数人が参加。日本共産党の大門実紀史・紙智子両参院議員の秘書も同席しました。
スペースマーク 原因究明、輸入全面停止など要請農業を大切にする日本ぜひ
アメリカ産牛肉に輸出条件違反の胸腺が混入していた問題で、全国食健連と農民連、畜全協は11月20日、農水・厚労の両省と交渉しました。食健連の坂口正明事務局長は「アメリカの食肉処理の構造的欠陥を示すものだ」と指摘。原因の徹底究明とともに、輸入を全面停止して、全頭検査など日本と同等の安全対策を改めて求めるよう要請しました。
スペースマーク 減反で荒地つくり 何が環境保全か!!
来年度から、農地・水・環境保全対策がスタートします。この対策は、農地や農業用水施設などの保全、農村の景観を地域ぐるみで維持しようと、対象集落に国が10アールあたり2200円、各自治体が同額を助成するもの。いま、その申請に向けて、集落単位の説明会や取り組みが始まっています。
スペースマーク 農のこころ
わが畑は野菜歳時記冬来る
スペースマーク 全農林東京地本が収穫感謝祭集落の“助け合い”ますます重要
農水省職員の労働組合、全農林東京地方本部は農水省本庁内で11月17日、交流や販売など生産と消費を結ぶ連絡会活動の100回達成を記念して、収穫大感謝祭を開きました。
スペースマーク 日経調「農政改革」提言と日本の農業・農民
前回の後半で述べたことと、第3回で記したことをまとめて言えば、「提言」は次のように主張していると言えるでしょう。
スペースマーク 皿やはし、竹筒を片手に農家の庭先を散策しながら伝統料理や旬の野菜パクパク盛大にかながわ産直まつり
千葉県の多古町旬の味産直センターは11月11日、同町久賀地域で6回目となる「BRAぶらしんのみ祭り」を開きました。地元の消費者、農家をはじめ、神奈川新婦人の各支部や東京・品川区の学校給食ネットなどから約千人が参加。首からさげた竹筒で甘酒などを飲み、皿とはしを片手に農家の庭先や神社などを散策しながら、農家が用意した伝統料理や旬の野菜を堪能しました。
スペースマーク 食べものに薬効あり
岩手の「産直まつり」で、切ってあるカボチャが売られていました。「まあ、ご親切に」と思いきや、普通の包丁では歯がたたないらしいのです。そういえば、祖父の作った「ナタ切りカボチャ」は、とてもおいしかったことを思い出しました。
スペースマーク 旬の味
時雨から雪に移る。その季節を鮮やかに彩るのは、赤い柿の実である。会津の“身不知柿”は手入れが良くないと大粒にならない。気候にも敏感で、今年は例年になく小粒だ
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