「農民」記事データベース20070402-774-03

増税勢力に選挙で審判を


新潟市の集会に1500人参加

県内25カ所以上で

 新潟では、七日ごろから冬に逆戻りしたような雪と寒い日が続いており、十三日も風が強く冷たい一日となりました。3・13重税反対統一行動は、県内二十カ所以上で行われ、新潟市の中央集会には約千五百人が参加しました。

 憲法センター代表の吉田三男さんは、「改憲手続き法案を廃案に追い込み、世界の宝である憲法九条を守ろう」とあいさつ。「庶民増税と大企業減税に使われた消費税に反対し、格差社会の拡大など自民・公明政権による暮らし破壊の実態を訴え、選挙で審判をくだそう!」と、県民へのアピールを採択しました。集会後、新潟税務署までデモ行進を行い(写真〈写真はありません〉)、申告書を提出しました。

(新潟県農民連 鈴木亮)


高梁市税務署へ初めて集団申告

〈岡山・高梁〉

 岡山県連備北ブロックは、3・13重税反対全国行動に呼応して、二カ所の税務署に集団申告をしました。

 高梁市税務署へは、初めての集団申告になりました。今まで市役所に申告をしていましたが、松岡農水大臣の説明不能な光熱費記載問題が明らかになり、税金の使い道をただすためにも税務署への集団申告をしようと呼びかけたもの。

 当日は九時に、税務署前に集まった農民連会員十五人が税務署の代表職員に申し入れ書を読み上げ手渡ししました(写真〈写真はありません〉)。雨の中、お年寄りに年金支払い証明を取りに帰したり、受け取るだけの申告書の内容をコンピューターに打ち込ませたりした具体的な内容も指摘し、改善を求めました。

 参加者は、「主権者として来年もがんばろう」と話していました。

(岡山農民連 橋本潤)


トラクター先頭 税務署までデモ

常陸野・農民センター

 茨城県連の常陸野農民センターでは、今年から水戸税務署と土浦税務署に分かれての申告となり、土浦税務署には約二百人が参加しました。

 常陸野農民センターの小松崎正英さんが運転するトラクターを先頭に、税務署までデモ行進。「重税はんたーい!」「税金は金持ちから取れ〜!」とシュプレヒコールも高々に、沿道の人や行き交う車にアピールしました。

 申告終了のあと、恒例のご苦労さん会が開かれ、各地域の取り組みを交流しました。

 八郷地域の鈴木治男さんは、「十二人の新しい人が税金相談会に参加した。これまで役場で申告をしていた人たちで、『一緒にやりましょう』と話しました。そのうち二人が入会。入会にはいたらなかった人も、今年中には入ってもらえるようにしたい」と話していました。

 仲間入りした大野谷誠一さんは、晴れ晴れとした顔で「終わってホッとした。これからもお願いします」とあいさつ。

 また税金計算会でサポートしている中津川地域の高野利朗さんは、「来年は仲間を増やさなくては」と元気いっぱいです。

 地元でご苦労さん会 仲間づくりへ意欲

 一方、水戸税務署で初めて申告した玉里支部は、十九人が参加。自分たちの取り組みを少しでも地域に知ってもらおうと、あえて地元でご苦労さん会をしました。

 申告終了のあと、交流をすることで、会員さん同士のつながりが深まり、仲間づくりへの意欲も高まります。今年中に、三百人の会員を目標に掲げている常陸野農民センターの、新たなスタートの日となりました。

(茨城県連 吉川路子)

(新聞「農民」2007.4.2付)
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2007年4月

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