「農民」記事データベース20070402-774-07

年金者と農民の願いは同じ(手記)

年金者組合富里支部 小林千代蔵支部長
(千葉農民連富里市農民組合員)


 私は、全日本年金者組合で活動していますが、農民組合の一員でもあります。昨年から、年金者組合では最低保障年金八万円の創設を求めて活動していますが、一方、日本の食卓から、国産の食料が消えてしまう日が来るのではないか、と危惧(ぐ)する農民でもあります。

 年金者組合では、最低保障年金が実現しても、私たちの食べものが外国産ばかりになってしまったら困るということで、農業問題にも関心を持って活動しています。先日も、年金者組合千葉県連の役員会で新聞「農民」を配布し、雑誌『農民』を五部購入してもらいました。私たちの富里を出発点に、全国の年金者組合の仲間に新聞「農民」を広げてほしいと思っています。

 また、年金者組合富里支部では三月三日、千葉県連の小倉毅事務局長を講師に、日本の農業問題やWTOのことなどを学習しました。参加者は「日本の食料問題が、いかに大変なところに来ているかが、よくわかった。安心して国産の農産物を食べていけるように、そして農家経営が確立される国にしていくために、年金者組合も農民組合と協力して活動していきたい」と言っていました。

 米価をはじめとする価格保障を求める農民組合と、最低保障年金の創設をめざす年金者組合が協力し合えば、お互いの要求実現が早まるのではないでしょうか。そのためにも、ともに助け合い励ましあって、活動を続けていきたいと思います。

(新聞「農民」2007.4.2付)
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2007年4月

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