「農民」記事データベース20070423-777-06

政治とカネ 疑惑底なし!?松岡農水相

次つぎ発覚 全く無反省


 「安倍内閣のアキレスけん」と言われている松岡農水相に、カネにまつわる新たな疑惑が次々に噴出しています。「あの薄気味悪い顔は、もう見たくない」という人も。

 かばう首相

 まずは、松岡氏の政治資金管理団体「新世紀政経懇話会」の事務所が衆議院議員会館になっていますが、ここは光熱水費がタダ(国会で負担)なのに、政治資金収支報告書には二〇〇五年の光熱水費として約五百七万円を計上。また事務所の家賃もタダなのに、約三千三百六十万円。「いったいどうなっているんだ!」―国会でさんざん追及されても、「適切に処理しています」と二十三回も繰り返してしらを切る始末。「ナントカ還元水」はすっかり流行語に。任命責任のある安部首相もかばい続けています。これでは、野党が要求するように、「本人も語らないし、首相もかばうというのであれば、偽証罪に問える証人喚問をするしかない」。

 談合で献金

 つぎに、緑資源機構をめぐる談合疑惑にも、松岡氏が登場します。緑資源機構の発注する事業は、「自然を破壊するムダな公共工事」として全国で大問題になっていますが、 この機構の理事長は元林野庁長官で、五人の理事のうち三人までが同庁OB。林野庁OBでもある松岡氏が、官製談合疑惑で公正取引委員会の立ち入り検査を受けた企業や関連法人から、計七百八十八万円の献金を受け取っていたことが明らかになっています。

 恥を知れ!

 朝日新聞の「声」欄に、福島に住む七十歳の農民が、こんな投書を出していました。「『農の冠』には、清貧でうそをつかず、麦わら帽子が似合って末端の農家とともに歩むことの出来る人に、一日も早く交代されることを切に願うものです」―まさに“そのとおり”と読みました。

(新聞「農民」2007.4.23付)
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2007年4月

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