農のこころ丸山美沙夫
カラス遠見水面騒がせ種浸す 美沙夫 種籾の芽が揃って早く出るように水温の上ってくるこの時期、池や大きな甕などに水を温め種浸しする。田植日から逆算して、この種浸しを行い、籾に芽が出そうな頃に蒔きつける。農家にとって田も畑も慌しい作業がはじまる。遠くから見ているカラスも何かを察知しているのだろうか。警戒を解きながら近づく。
(新聞「農民」2007.4.30付)
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[2007年4月]
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