「農民」記事データベース20071001-798-10

旬の味


 岡山で行われた青年部の学習交流会に、初めて参加した。多くの農業青年が地域に根ざしてがんばっていることを知り、とても励みになる。子ども連れの参加だったが「こういう場所に子どもがいるのがいいよね」と声を掛けてもらえてうれしくなった▼稲刈りシーズンが真っ最中のこの時期、コシヒカリの収穫が終わり、次は中生品種に入る。そんな時、豪雨被害の秋田や岩手では、収穫間近の田んぼが水浸しではないか▼ふと、七年前の東海豪雨を思い出した。稲が水の中で漂う光景は異様だ。さらに水が引いた田んぼの稲刈りは、通常の二、三倍もホコリが立つ。本当にひとごとではない。コンバインの補助作業に入ったが、ゴミの除去とホコリで疲れも倍増したことを覚えている▼米づくりのたいへんさが身にしみる。それでも政府は、米価下落の対策をとろうとしない。これでは米づくりが続けられないどころか、農民の健康と生活がままならないではないか。農民が農業を続けられる政策を早急に求めたい。

(る)

(新聞「農民」2007.10.1付)
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2007年10月

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