「農民」記事データベース20071022-801-02

改憲勢力の巻き返し阻もう

共同センターが全国交流集会

関連/憲法9条と平和守ろう


さらに世論もり上げへ 住民過半数の署名推進

 農民連も加盟する憲法改悪反対共同センターが十月四日、東京都内で全国交流集会を開催し、全国から百八十六人が集まりました(写真〈写真はありません〉)。集会では、日本共産党の仁比聡平参院議員があいさつしました。

 憲法会議代表幹事の川村俊夫さんが、参院選後の憲法をめぐる情勢について講演。「自民・公明の与党は参院選での大敗で、改憲を明文化して訴えられないところまで追い詰められている。世論調査でも改憲反対の国民世論はますます高まり、この世論を作ってきた私たちの運動に確信をもって、改憲勢力の巻き返しを許さないたたかいを広げよう」と呼びかけました。

 基調講演で全労連の今井文夫常任幹事は、改憲発議が可能となる二〇一〇年にむけ、改憲発議をさせない、国民投票になっても否決される圧倒的な改憲反対の世論を高める運動の必要性を強調。テロ特措法とのたたかいとも結び付けながら、全自治体をカバーする共同センターの確立、住民の過半数署名の推進などを提起しました。

 三団体の代表が特別発言。八十六万人(道民過半数比三一%)の署名を達成し、全自治体での共同センター確立を目指している北海道・共同センター、毎月の会議で目標と到達を数値化して四十万筆の署名に取り組んでいる千葉土建。学生九条の会が憲法について学びあい、ともに考えようと呼びかける学生の大イベント「Peace Night9〜集まれ9児たち☆灯せ平和の光〜」を企画中、と発言しました。

 会場から農民連の石黒昌孝事務局次長が「九条田んぼ」の取り組みなどを発言しました。


憲法9条と平和守ろう

北関東フォークジャンボリー

 十月七日、茨城県結城市で“北関東、憲法フォークジャンボリー”が開かれました。主催は、わが百姓ふぉーく「ヒューマンファーマーズ」などが呼びかけた同実行委員会。憲法九条と平和をまもるために、メッセージをフォークソングで発信していこうと、出演者や観衆など約二百人が参加して約四時間のロングコンサートとなりました。

 各地から集結した十二チームの出演者が、共同作業所勤務、農民、障害者、保育園長、介護福祉士、公務員など、それぞれの立場からその個性や創造性をいかんなく発揮した創作曲を持ち寄り、憲法九条への思いを精いっぱい歌い上げました(写真〈写真はありません〉)。

 ゲスト出演の「笠木透と雑花塾」の演奏と語りは、あいかわらず表現力と説得力にたけていました。特に、憲法公布直後の文部省の教科書副読本を題材にした「あの日の授業、新しい憲法の話」という歌では、教え子を戦場に送ってしまった教師の痛苦の念と平和憲法を獲得した喜びの思いが、朗読を交えながら切々と歌われ感動を呼びました。エンディングは、今や全国に広がりつつある“ピースナイン”で、歌い踊りおおいに共感しあえたと思います。

 笠木さんは「君たち雑草のような人間が、まず行動することが大切だ」と語っています。私たちは雑草のように蓮根(れんこん)のように根をはって、憲法九条を守る運動に加わり、広げていこうと思っています。

(茨城県西農民センター 北嶋誠)

(新聞「農民」2007.10.22付)
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2007年10月

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