「農民」記事データベース20071022-801-11

阿見のおいしい里だより

茨城県南農民 組合女性部 飯野靖子


“落花生” ゆでる・炒る・あえる

これが落花生の“野ぼっち”
 千葉県には負けますが、茨城県も落花生の名産地。今はそこここに“野ぼっち”が「立って」います。掘り起こした落花生の株を集めて、サヤを上にして丸く高く積んで、最後に稲ワラを帽子のようにかぶせ、乾燥させます。年内には脱穀、出荷。甘くてコクのあるおいしさは、中国産と比べものになりません。

 おいしいのを知っているのか、この時期、カラスが集団で食べにきます。ギッチリ積んだものでさえ嘴(くちばし)で引っ張り出して食べるほど。まったく憎たらしい! 

 お菓子に混ぜこんだり、手作り豆腐に入れたり、千葉県ではピーナツおこわというのもおいしいとのこと。冬のこたつには、みかんと炒(い)り落花生が似合う。


《ゆで落花生》
 収穫作業のちょっと前に、掘り起こしたての生の落花生を塩少々でゆでる。甘くてホクホク。ビールのつまみ、おやつに最高です。生産農家ならではの楽しみ。 

《みそピー》
 よく乾燥させた落花生のサヤから豆を取り出し、フライパンで炒る。カリッとなったら砂糖、みそ、酒かみりん、ハチミツなどでタレを作り、落花生と合わせる。炒り加減が重要で、強火だとこげ臭くなってしまう。作るたびに違う味になってしまうけど、わが家の常備菜です。

《ピーナツあえもの》
 炒った落花生をすり鉢ですり潰して、砂糖、しょうゆ少々を加え、あえごろもを作る。おひたしなどをあえると、香ばしくておいしい。

(新聞「農民」2007.10.22付)
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2007年10月

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