「農民」記事データベース20071029-802-10

稲刈り交流会


消費者が待っているからがんばれる

山形県庄内農民センター、庄内産直センター
横浜・みどり保育園児ら100人参加

 山形県農民連・庄内農民センターと庄内産直センターは十月六日、鶴岡市朝日地区で稲刈り交流会を開催しました。この交流会は今年で十回目を迎え、横浜市にあるみどり保育園の保護者、園児、小学生など約六十人をはじめ地元の新日本婦人の会などから総勢百人が参加しました。

 当日朝早く横浜市を出発してきた保育園関係者たちは、二時すぎに無事到着。つきたてのもちなどで遅い昼食をとった後、山道を約二十分かけて登ったところにある農民連会員の田んぼで稲刈りを始めました。(写真〈写真はありません〉

 最初に、ケガをしないよう安全な鎌の使い方を農民連会員から教えてもらいました。稲刈りが初めての子どもたちも上手に鎌を使い、稲グイにかけられました。

 この地域では、二メートル前後の数本の短い枝を残した稲グイを使い、稲の束を交互に重ねるように積み上げます。このような状態で二十日間ていど天日にさらして、葉や茎の栄養分がモミに移るまでゆっくり乾燥させるそうです。

 農家が「消費者の皆さんが待っているのが実感できるから、厳しい農業情勢のなかでも米作りにがんばれる」と話すと、保育園側から「米の値段が一俵七千円になっていると聞いてびっくりした。赤字の中で農業を続けている農家のみなさんに頭が下がる思い」とエールが送られました。

 山形県農民連ではこの間、庄内地域をはじめ置賜や村山地域でも生協や医療生協、新婦人など消費者と交流しました。

(山形県農民連 洞口昇一)


おいしい料理に笑顔輝く“自然”を肌で感じられた

福岡・みのう農民組合

 穏やかな秋晴れのもと、福岡・みのう農民組合は十月十四日、久留米市田主丸町にある鳥越治夫さんの田んぼで、約三十人が参加してにぎやかに稲刈りをしました。

 黄金色のたわわに実った稲穂に、六月の田植えに参加した人たちから「わ〜、すごい!」と喜びの声があがりました。コンバインに乗せてもらった子どもたちは、驚きと喜びで目をキラキラさせていました(写真〈写真はありません〉)。刈り取ったあとからは、バッタやカエルが飛び出してきて、「自然」を肌で感じることができた一日でした。

 お昼に食べた豚汁と、大釜で炊いたご飯のおいしかったこと! 差し入れの梨も喜ばれました。おまけに甘くておいしい枝豆もあり、心も体も満腹に。みんなの笑顔も輝き、“ありがとう”と大声で叫びたくなるようなうれしい一日でした。

(福岡・みのう農民組合 高木光代)

(新聞「農民」2007.10.29付)
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2007年10月

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