「農民」記事データベース20071029-802-11

旬の味


 埼玉県本庄・児玉食健連は十月七日、「食と農、自然を訪ねるバスツアー」を行った。今年は、豪雪で単作水田地帯の長野県木島平村を三十八人で訪ねた▼飯水岳北農民組合の湯本眞司さんの紹介で、県農業振興公社の日台正博さんから、行政が積極的に農業支援をしている米づくりやオカラの出ない豆腐づくりなど、興味深い話を聞いた。消費者と生産者の交流・学習の場で、修学旅行の子どもたちが農業体験もできる“にこにこファーム”には農村レストランがある。ここで、農家手づくりの和・洋バイキング料理を満喫した▼毎年行っている食健連のバスツアーは、参加者の食糧と農業への関心を高めているが、今回訪れたおいしいコメづくりの木島平は、良い学びの場となった▼帰宅して、NHKの米問題を特集した番組をみた。外食産業が外国から安い米を買っているという現状から、“日本の米づくりがなくなる”との報道だ。国の食糧・農業への無策に、あらためて怒りとたたかいへの闘志がわいてきた。

(昌)

(新聞「農民」2007.10.29付)
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2007年10月

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