「農民」記事データベース20080407-823-04

農業再生プランは大きな励ましに

大いに議論し国民的合意へ

農民連、志位共産党委員長と懇談


 日本共産党の志位和夫委員長(衆議院議員)は三月二十一日、農民連本部を訪れ、日本共産党が発表した「農業再生プラン」を紹介し、意見交換しました。紙智子参議院議員、有坂哲夫農漁民局長が同席し、農民連から白石淳一会長はじめ副会長や事務局長など役員が対応しました。(写真〈写真はありません〉

 志位氏は「農業再生プラン」に盛り込まれた四つの提言(別項)を詳しく説明。「全国各地を視察し、また農家の意見も聞いて作り上げたものだが、このプランをたたき台に、農民連のみなさんをはじめ農業関係者、消費者団体とおおいに議論して国民的な合意にしていきたい」と述べました。

 白石会長は「農産物の価格保障を中心としながら、所得補償を上乗せして再生産を保障するという考えに大賛成です。『食糧主権』も盛り込まれ、いぜんから提唱してきた私たちへの大きな励ましです」と応じました。笹渡義夫事務局長は「発表のタイミングがどんぴしゃり。米価暴落や中国のギョーザ事件などで、今ほど“いまの農政ではダメだ”とわかりやすいときはない。私たちもおおいに議論してがんばりたい」と話しました。また、担い手をどう育てるか、農村をいかに残していくかなど、率直な意見が出されました。


日本共産党「農業再生プラン」の四つの提言

 (1)持続可能な農業経営の実現をめざし、価格保障、所得補償制度を抜本的に充実する、(2)家族経営を維持するとともに、大規模経営をふくむ担い手育成で農地を保全する、(3)関税など国境措置を維持・強化し、「食糧主権」を保障する貿易ルールを追求する、(4)農業者と消費者の共同を広げ、「食の安全」と地域農業の再生をめざす

(新聞「農民」2008.4.7付)
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2008年4月

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