2009年4月


2009年4月27日(第874号)

スペースマーク 農地法改悪案を廃案にしよう
「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は4月15日、国会前宣伝行動を行い、構成団体の一員としてあいさつした農民連の笹渡義夫事務局長が、国会で審議中の農地法改悪案の廃案を訴えました。
スペースマーク 佐倉惣五郎まつる寺に農地解放の記念碑
千葉県成田市の宗吾霊堂は、江戸時代、佐倉城下の農民の窮状を救った義民・佐倉惣五郎(宗吾)をまつる寺で、今も全国から参詣者が絶えません。その境内に「農地解放の記念碑がある」と教えてくれたのは、全国革新懇代表世話人で教育家の三上満さん。地元の農民連会員が、さっそく三上さんと見学に出かけました。
スペースマーク 農協がいま問われているものは?農の未来ネットが発足
JA全中は、今秋に開かれる第25回農協全国大会の組織討議案を4月9日の理事会で決定しました。タイトルは「大転換期における新たな協同の創造」。取り組みの柱は(1)農業の復権(2)地域への貢献(3)そのための経営改革の3つ。そして農地法改悪を前提に「JA本体による農地管理・農業経営を実施することも実践課題に盛り込む」と明記しています。
スペースマーク 今年初のGMナタネ自生調査 横浜、千葉で計15件検出遺伝子組み換え食品表示の法改正求める署名提出
農民連食品分析センターの「遺伝子組換えナタネ調査隊」は4月8日、神奈川県横浜市の横浜港周辺で、2009年最初の遺伝子組み換え(GM)ナタネ自生調査を行いました。
スペースマーク 農のこころ
減反を蹴立てるごとく雉の声
スペースマーク 多収穫・高品質めざす“有気農業”婦団連「レポート」発表
岩手県農民連女性部は3月29日、花巻市で第2回ものづくり学習会を開き、会員以外の人も含め25人が参加しました。講師は、秋田県農民連の会員で元農業改良普及員の猪股義補さん。猪股さんはいま、「有気農法」という新しいやり方で多収穫・高品質の野菜や米を作っています。猪股さんの話はかなりハイレベルな内容でしたが、とても多くのことを学ぶことができました。その内容を紹介します。
スペースマーク 家族従業員の働き分認めない所得税法56条の問題点
妻や子どもなど一人前の働き手でありながら、その働き分を認めない所得税法56条を廃止しようという声が広がっています。税理士の浦野広明さん(立正大学法学部教授)に同条項の問題点を聞きました。
スペースマーク 激減!交配用ミツバチ
いま、花粉交配用のセイヨウミツバチが激減しています。農水省の調査では、前年に比べ14%も減っているとのこと。原因は、寄生ダニの発生や農薬の使用、地球温暖化などいろいろ取りざたされていますが、はっきりしていません。
スペースマーク “いい出会いになるといいなぁ”
昨年結成した兵庫県農民連の青年部が、「青年部らしい活動をしよう」と、4月12日、三木市のキャンプ場ではじめての男女交流会を開催し、女性12人、男性11人が参加しました。
スペースマーク 旬の味
農家は今がまさに農繁期の“旬”。3月4月と雨続きで、何を作っても不作で品質も落ち、値段も下落した。価格保障も所得補償もないなかで、肥料や資材は値上がりし、農業の存廃が問われている。大企業には減税し、小規模農家は切り捨てか

2009年4月20日(第873号)

スペースマーク 農地法「改悪」案/廃案めざし世論・運動 早急に強めよう
戦後の農地制度を大転換する農地法「改悪」案の審議が、4月3日から衆議院で始まりました。自民・公明の与党は連休前の衆議院通過をねらっており、重大な局面を迎えています。
スペースマーク 高い信頼性を得るため 検査技術の向上めざそう
農民連ふるさとネットワークは4月8日、「農産物検査員、登録検査機関研修会」(東日本会場)を東京都内で開きました。農民連の産直組織の農産物検査に対する信頼性をいっそう高めることを目的に毎年開かれているもので、5回目の今年は、10の登録検査機関から28人の検査員らが参加しました。
スペースマーク 高い信頼性を得るため 検査技術の向上めざそうお米と野菜作り栽培学習会 基本をきちっと勉強できた
茨城農民連・産直ネットワークいばらきは3月31日、県連の会議室で米の栽培技術交流会を開き、30人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
まんべんの陽や捨て畑の土筆摘み
スペースマーク 憲法生かす食と農の再生を
各地の9条の会が、農業や食の問題に関心を寄せ、学び、考える取り組みも始まっています。神奈川県相模原市の「相模大野九条の会」は4月5日、憲法を生かす食と農の再生を考える取り組みとして、愛川町の農園視察と牧場見学を行い、23人が参加しました。
スペースマーク 奈良県農民連女性部バスツアージャガイモの種いも植えつけ
奈良県農民連女性部は3月25日、バス・ツアーをしながら、総会と産直研修会を併せて開催し、22人が参加しました。総会では新しく岩田美代さんを部長に選びました。
スペースマーク 青年には困難を希望に変える力がある
ビア・カンペシーナ(LVC)の東南・東アジア地域青年集会が、3月26〜30日、東ティモールで開かれ、農民連青年部の部長の杵塚歩さんと、本部事務局で青年部会計・国際部担当の武田伸也さんが参加しました。青年集会では、東南・東アジア地域の青年調整委員に、杵塚歩さん(再任)と東ティモールの農民組織HASATIL(ハサティル)のアルセーニョさん(新任)を選出しました。
杵塚さんと武田さんの感想を紹介します。
スペースマーク 旬の味
桜前線の北上に伴って、水稲の播(は)種が始まる。のどかないい季節に、突如、北朝鮮のロケットが飛んできた。「さあ、たいへん」と、ゆきづまった政局の話はどこへやら。マスコミはいっせいにそっちへ飛んでいった

2009年4月13日(第872号)

スペースマーク 汚染米事件と国民の声に押されて加工業者にひろがるMA米敬遠の動き
政府はいまの国会に、米関連3法案(注)を提出し、衆議院では全会一致で可決。参議院に送られ成立する見通しです。このうち、米トレーサビリティー法案(米穀等の取引等に係る情報及び産地情報の伝達に関する法律案)は、三笠フーズなどの汚染輸入米の不正流通事件で、きびしい世論の批判を浴びた農水省が打ち出した対策を法制化するものです。
スペースマーク 反貧困フェスタ2009 東京
今年で2回目を迎える「反貧困フェスタ2009」が3月29日、東京・千代田区の神田一橋中学校で開かれ、のべ1700人が参加しました。主催は労働組合や市民団体、個人などでつくる反貧困ネットワーク(代表・宇都宮健児弁護士)。
スペースマーク 固定資産税
今年は固定資産税の評価替えの年です。4月1日から全国いっせいに課税台帳の縦覧が始まりました。
スペースマーク 困りごとなんでも相談会
山形県農民連が県労連に呼びかけて取り組まれた「みんなの困りごとなんでも相談会」(実行委員長、外塚功弁護士)が3月29日、山形市内で開かれました。副実行委員長で県農民連会長の花烏賊義廣さんは「今日を契機に力をあわせ、政治を変えるためにがんばろう」と訴えました。
スペースマーク 農のこころ
耕せば土の飢えたる息吹かな
スペースマーク 地球温暖化防止対策地球温暖化防止の法律「気候保護法」(仮称)の制定を
今年12月にコペンハーゲン(デンマーク)で開かれる「第15回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP15)」は、「京都議定書」に続く2013年以降の地球温暖化対策の国際的枠組みを決めなければならない重要な会議です。地球の未来がかかったCOP15に向けて、今年はさまざまな国際交渉が行われ、世界中の国々で温暖化防止の努力が強められています。
スペースマーク 女性差別撤廃条約の選択議定書
女性差別撤廃条約の「選択議定書」を速やかに批准するよう森英介法務大臣に要望する日本婦人団体連合会の行動に3月30日、参加しました。
スペースマーク “彼岸獅子舞の村”を訪ねて
前日までのポカポカ陽気から一転して、3月20日は寒さの厳しいお彼岸でした。会津農民連の前会長で農民作家、前田新さんの農民文学賞作品「彼岸獅子舞の村」をぜひ訪ねたいと思い、長野の小林節夫さんとともに訪ねました。
スペースマーク 「ある農高卒業生の死」(アフガンで拉致、殺害された伊藤和也さんのこと)
農業高校の教師らでつくる全国農業教育研究会の「会報No211」号に、静岡県に住む大垣久雄さんの「ある農高卒業生の死」というエッセーが載っています。その一部を転載します。
スペースマーク 旬の味
ミツバチが不足している。各地で大量死が発生し、盗難事件までおきている。日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも数年前から巣へ戻ってこない蜂群崩壊症候群(CCD)が発生し、果物の受粉作業に支障をきたしている

2009年4月6日(第871号)

スペースマーク 食糧主権の流れ アジアから大きく
韓国全国農民会総聯盟(KPL)のメンバー13人(団長・パク・ミヌンKPL副議長)が3月20日から24日まで来日し、農民連との最初の定期交流を行いました。双方の組織の自己紹介、活動内容の交流などで意見交換し、フォーラム、農村地域の訪問、懇談・懇親を通じて、連帯を深めました。両組織は今後、定期的に交流を行い、政策的な議論を活発化して、アジアから食糧主権を求める運動を広げていくことを確認しました。
スペースマーク 食糧増産できる農政へ転換を汚染米の実態解明を
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は3月18日、東京・新宿駅西口で街頭演説を行いました。各構成団体の代表が宣伝カーから訴え、農民連の笹渡義夫事務局長もマイクを握りました。
スペースマーク くらしと雇用を守れ確定申告後の心得
「派遣切りをやめろ! くらしと雇用を守れ!」―奈良県農民連は、労働組合や医療機関、生活と健康を守る会など県下の各種団体と実行委員会を結成して、「働く仲間のひろば」を開催しました。
スペースマーク 農のこころ
荒るる田に一喝二喝春の雷
スペースマーク KPLと食健連が懇談
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は3月23日、来日中の韓国全国農民会総聯盟(KPL)と都内で懇談を行いました。
スペースマーク 日韓FTAが合意されると―GMナタネ自生調査 参加者を募集します
韓国政府も日本政府と同様、表に見るように、FTA(自由貿易協定)の推進に狂奔しています。3月24日には、EU(欧州連合)とのFTA交渉で“暫定合意した”と報じられました。マスコミは、いっせいに「日本も乗り遅れるな」と論じ、FTA推進をあおり立てています。
スペースマーク アジア地域のネットワークの始まり(1/4)(2/4)(3/4)(4/4)
日韓フォーラム「食の安全守る」は緊急課題/多彩な品ぞろえに驚き/分析センター 資金はどうしているか/KPL訪日団の感想
スペースマーク 本の紹介/農民連・パンフレット『土と肥料のはなし』
このパンフレットは、1996年4月から12月にかけて、「農の会」会員の土田洋一さん(ペンネーム)が新聞「農民」に連載してたいへん好評だった「だれにもわかる土と肥料のはなし」をまとめたもの。著者は、県の農業改良普及センターで、農家をまわって相談にのっている技術者です。
スペースマーク 移転の事務所隣に念願の直営直売所を開設
鹿児島県農民連は3月14日、県連事務所の移転を記念して「事務所びらき」と「直売所びらき」を行いました。
スペースマーク 気軽に参加、元気もらった09年度総会開く
北海道農民連の女性部は、2月28日と3月1日、第19回総会を余市町で開き、新会員2人を含め23人が参加しました。各地から持ち寄った黒豆ジュースやしそジュース、トマトジュース、ケーキ、漬物など自慢の加工品が並びました。
スペースマーク どうなっているの? 日本の水産業 =最終回=
米と魚という日本食の関係は、いつごろできあがったのでしょうか。
スペースマーク 1200人の会員突破して盛大に設立20周年祝賀会香りもいっしょに届くといいな
福島県農民連は3月22日、郡山市の農業総合研修センターで設立20周年記念祝賀会を開き、来賓も含め230人が参加。「20周年を1200人の会員で迎えよう」と掲げてきた目標もこの日までに突破し、盛大なお祝いとなりました。
スペースマーク 写真家・橋本紘二さん「農仕事 四季のかがやき」
去年の秋に、千葉県船橋市から新潟県十日町市松之山に移住した写 真家の橋本紘二さんが、写真集「農仕事 四季のかがやき」を出版しました。
スペースマーク 旬の味
花粉症対策でマスク姿の人を多く見かける。私自身もその1人
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