「農民」記事データベース20101108-948-07

素材を生かす
旬のレシピ

日本料理店「一福」
吉松和彦


11月の一品

 


〈柿なます〉

 ダイコンは皮をむき、薄目の短冊または千切りにして軽く塩をします。柿も皮をむき薄目にスライスします。甘酢は酢に砂糖を入れ、お好みの甘さにします。酢の酸味が強いようなら、酢と砂糖に少量の水を入れて煮立て、酸味を飛ばします。

 ダイコンの水気をしぼり、甘酢に漬けます。その後、柿を入れて混ぜます。ニンジンやユズの皮、酢の中にカボスやスダチを入れても美味です。

〈きのこの炊き込みご飯〉

 シイタケ、シメジ、エノキ、マイタケ、エリンギなどをスライスします。炊き込むと小さくなるので、多めに用意します。フライパンにサラダ油(またはオリーブオイル)を入れキノコを炒(いた)めます。ベーコンや鶏肉を入れても美味です。水分が出てカサが減ったら塩を入れ、最後に少量のしょう油を入れます。

 洗った米にだし汁(かつお節と昆布)を入れ、炒めたキノコも入れて炊飯器で炊きます。出し汁は顆粒(かりゅう)のものでもかまいません。キノコから水が出るので水加減は少なめにしてください。

〈カブの松前漬〉

 カブは皮をむき、好みの厚さにスライスします。葉は半分より下の方を1センチくらいにカットして、双方あわせて軽く塩をします。葉の上の方は、刻んでみそ汁の具やジャコと炒めたり、油揚げと煮込んだりして使ってください。

 だし昆布は細く切ります。水に少しつけ柔らかくすると切りやすいです。昆布のかわりにメカブでも良いです。市販のサキイカやスルメイカをハサミでカットします。カブの水気を切り、昆布、イカを混ぜ、市販のそばつゆで混ぜ合わせます。少しずつ入れて味を加減してください。鷹(たか)の爪(つめ)や数の子を入れても美味です。

〈塩味の豚ダイコン〉

 ダイコンは皮をむき適当な大きさにカットします。茶こしパックなどに米を入れ、ダイコンを水から炊きます。柔らかくなったら水にさらします。豚はバラスライスでもコマ切れでも良いのですが、炒めて火が通ったら酒、塩、顆粒だしを入れます。脂の多いものなら、ゆでこぼして油を少し抜きます。ゆでたダイコンと豚を合わせて味をからめます。ダイコンが熱くなったら、細かく刻んだニラを入れて混ぜます。仕上げに、あらびきゴマを振り、できあがりです。

(新聞「農民」2010.11.8付)
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2010年11月

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