「農民」記事データベース20101122-950-16

第40回 赤旗まつり

農業の大切さたっぷり

 第40回赤旗まつりが11月6・7の両日、東京都江東区の夢の島公園で開かれ、メーンストリートに設けられた「ふるさと産直通り」に、農民連と農民連ふるさとネットワーク、日本販売農業協同組合連合会から32組織が出店しました。両日とも好天に恵まれ、4年ぶりの開催とあって、会場は押すな押すなの大にぎわい。各地から届いた秋の恵みをたっぷり楽しみました。


農民連・ふるさとネットワーク

ふるさと産直通り

押すな押すなの大にぎわい

 宮崎牛ほおばり“来てよかった”

 「復興に向けてがんばろう宮崎」と看板を掲げて、宮崎牛の串焼きを販売したのは宮崎県農民連。モウモウとたちこめるおいしいにおいに誘われて長蛇の列ができ、最後尾のお客さんが「宮崎牛ここが最後尾」というプラカードをバトンタッチしながら並びました。牛肉をほおばりながら「ああ、おいしい。来てよかったわぁ」と笑顔の2人連れの女性は、「しんぶん赤旗の予告記事を見て、ぜひ宮崎牛を食べようと相談して来ました。宮崎の畜産農家の皆さんには、本当に元気になってほしいです」と話していました。

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“宮崎牛”を名乗ることができるのは、特に上等な宮崎産牛肉だけ。「宮崎の畜産を応援したい」という消費者が長い列をつくりました

 東北6県のほくほくネットは、「あきたこまち」「ひとめぼれ」「つや姫」など6銘柄を2合分ずつを詰め合わせた「お米セット」を販売。試食コーナーが好評で、黒山の人だかりができていました。

 初参加の日販連早々に売れ切れ

 赤旗まつり初参加となった日本販売農業協同組合連合会(日販連=農民連に団体加盟)からは、北海道の有機牛肉のコロッケ、ひたち野農協(茨城)のお米たまごなど8店が出店しました。ボリュームたっぷりのトキワ養鶏(青森)のモツ煮は、2日目は早々に売り切れになる大人気。このほか、ワラ細工のコーナーや、ヒューマン・ファーマーズのミニコンサート、農民連食品分析センターの実験コーナーなども催され、人気を博していました。

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動かせないほどの特大鍋いっぱいの“モツ煮”が早々に売り切れた日販連加盟のトキワ養鶏のテント

 農業なくなれば困るのは国民

 農民連のテントではTPP参加反対の署名が取り組まれ、2日間であわせておよそ3600筆の署名が集まりました。署名の数もさることながら、TPPへの怒りの声も数多く寄せられ、50代の男性は署名に応じながら、「TPPはケタ違いの悪政で、とんでもない。日本から農業がなくなったら、困るのは国民だ。絶対にやめさせましょう」と述べ、固い握手をして立ち去っていきました。また新聞「農民」が6部増えました。

TPP反対署名に怒りの3600筆

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途切れることなく署名する人が続いたTPP反対署名

(新聞「農民」2010.11.22付)
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2010年11月

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