「農民」記事データベース990322-399-11

「コメ自由化、新農基法を考える」シンポ

新潟広範な各界が参加

 「どうなる県民の食べものと地域農業」と題してコメ自由化、新農業基本法を考えるシンポジウムが三月七日、新潟市で開催。「にいがた食と農と健康、教育のネットワーク」(新潟農民連も加盟)が主催し、約百人が参加しました。
 パネリストは新潟市の主婦・味岡久美子さん、三条市の専業農家・鶴巻純一さん(農民連県央センター事務局長)、新潟青果市場(株)の風間親郎そ菜部長、笹神村の佐藤一宇村長、県農協中央会の富岡雅夫農政部長の五人。坂本典子さん(くらしのネットワーク代表委員)がコーディネーターとなって討論。
 味岡さんは大豆畑トラスト全国交流集会に参加した経験をもとに新潟でも生産者と消費者が一体となって農業を守る運動を提起し、鶴巻さんは中小農家も持続的に生産できる条件整備を訴えました。風間氏は最近の青果物流通が大型化・効率化一辺倒になってきていると指摘、「地域の食文化と結びついた新潟野菜の生産と販売の広がりを期待」。佐藤村長は安全でおいしい米作りや有機の里づくりを紹介。富岡農政部長は、米の関税化・農政改革大綱の下におけるJAグループの課題について発言しました。
 東都生協の宮村光重理事長が基調講演しました。

(新潟県連 松井三男/新聞「農民」1999.3.22付)
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1999年3月

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