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大豆トラスト畑で種まき

初参加の消費者ら元気よく/千葉・東総


 前日まで降り続いたつゆ空から一転して真夏日となった七月四日、千葉県東総農民センターの大豆トラスト畑で種まきを行いました。遺伝子組み換え食品が心配だと、今年から新たに参加した消費者グループや国産大豆で味カイを作りたいという男性、はじめて農業体験をするという若い娘さんと両親、昨年からトラスト運動に参加し、協力してくれている人など二十人が参加しました。

 生産者の寺本幸一さんの張ったテープに沿って、十センチ間隔に種を一粒づつ播いて行きます。「これでちゃんと芽が出るかしら」「カラスに食べられはしないか」などと心配しながら、暑い炎天下、汗だくになって約二十アールの田んぼを二時間程で播き終えました。

 作業のあとは、寺本さんの畑の大麦で作った香り高い麦茶と、トウモロコシ、トマトや漬物をいただきながら交流会を行いました。

 いま遺伝子組み換え食品をめぐって、世界中が揺れ動き、厳しい規制やボイコット運動が高まっているのに、日本では遅れていて野放し状態。せめて表示の義務化を実現させる運動を、トラスト運動とあわせて早急に進めなければとの思いを深くしました。

 これからこのトラスト畑の大豆は、雑草との競争が始まりますが、八月八日には草取り交流会を、十一月下旬には収穫祭を計画しています。

(東総農民センター・今井睦子/新聞「農民」1999.7.19付)
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1999年7月

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