「農民」記事データベース990719-413-06

牛乳工場と養豚場を見学

新婦人長野・豚肉小組のみなさん


 新婦人長野県本部と農民連長野県連が豚肉産直に取り組んでから一年になりますが、新婦人の会員十人は六月二十六日、南アルプスと中央アルプスを望む天竜川ぞいに開けた高森町にある農事組合法人・市田酪農と駒ケ根市の駒ケ根共同養豚場の見学ツアーを行いました。

 輸入農畜産物が増え、農業を続ける人が年々減っているなかで、四十数軒の酪農家が共同出資して建てた市田酪農を見学。搾りたての牛乳とヨーグルトを試食し、こくのある美味しさにみんな満足。どっさりとおみやげ買って駒ケ根養豚場へと向かいました。

 民家から少し離れた畜舎に入ると、気の荒い雄豚が私たちを迎えてくれました。別の畜舎にいくと、妊娠期から出産までの豚は、室内の温度やエサの種類、エサの与え方まで配慮して飼育されていました。細やかな神経の女性が飼育を担当すると、豚ものびのびと健康に育つ話を聞き、感激しました。

 豚肉産直は現在、十班で取り組んでいますが、食に対する関心も高まって、上田市で学習会や試食会が開かれますが、さらに全県に広まろうとしています。

(近藤けさ子・新婦人長野県本部事務局長)


新婦人と田植え交流会/山口東部産直センター

 山口県東部産直センターと新婦人支部(岩国、熊毛、下松)との田植え交流会が六月六日、岩国市で行れ三十数人が参加。田植えの後、米の関税化や新農基法の問題について報告し、会食をしながら懇談しました。
(山口県連 金子昭二)


県母親大会に参加して野菜も販売/兵庫農民連

 第四回十三回兵庫県母親大会が六月二十七日に開催されました。この大会で初めて産直の特別分科会が設けられ、兵庫農民連の生産者が参加し、野菜も販売しました。
 兵庫県連の但馬、小野、神戸明石、赤穂、淡路の各組織から十四人が参加。分科会には六十人を超す参加者で会場はいっぱい。淡路の組合から参加した姪子さんは「野菜の替え歌」をうたい、みんな楽しそう。このため淡路のタマネギと米に話題が集中してしまいました。
 教室の廊下での販売も喜ばれました。トマト二十ケース、花束五十束、ジャガイモも完売。醤油、ナタネ油、大豆も売れました。
(兵庫県連 辻本悦子)


神戸農業公園の朝市を見学

 兵庫農民連は農産物・花の朝市を始めてから一年たちますが、神戸市西区の農業公園で毎週日曜日に開かれている朝市を参考にしようと七月四日に見学。
 農家の人たち約三十人が朝六時過ぎに軽トラで集まり、店開きの準備。
 店にはトマト、ナス、キュウリ、ピーマン、カボチャ、サツマイモ、ホウレンソウ、小松菜、花(各種)などが並べられました。トマトはケースごと売られていきます。花はすごい売れ行き。海産物、しいたけ、手作りコロッケなど、生産者が直に売ることは、すごいことです。(辻本)

(新聞「農民」1999.7.19付)
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1999年7月

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