「農民」記事データベース990802-415-13

読者が作るページ


驚いた「米一俵六百円」とは!?

北海道・井上 勤

 農水省が史上最大の減反を押しつけておきながら、作況が一〇〇を超えた場合に「過剰米」として六十キロ六百円程度でエサ用や援助用に投げ売りさせる構想を検討しているとのこと。まったく驚きました。これでは日本の農業はおろか、世界の食糧危機をさらに押し進める結果になります。国民的規模でのたたかいがどうしても必要です。農水省の役人の頭はどうかしていますね。
 小渕内閣には、どうしても退陣してもらうしかありません。
 消費者との団結をいっそう強めましょう。


“政府案とそっくり”に怒る

大阪府・戸倉外喜子

 政府の案とそっくりの米の投げ売り構想を正気で考えている全国農協中央会の記事を読んで驚いています。いったい日本の政府は国民の食糧を何と思っているのでしょうか。怒りが噴出します。
 もう生産者のみなさんと消費者の連携なしには、日本の農業は守れないのではと考えてしまいます。「ものを大いに作り、他階層の人たちと共同してたたかう」と公述した小林さんの参院農水委員会の中央公聴会での言葉に励まされています。


「豊作貧乏」を思い起こした

宮崎県・津守信弘

 青々とした田んぼや黄色味がかった田んぼに囲まれて、いま生活しています。このまま無事に豊作になりますようにと思っていたところ、「全中が示した“米投げ売り”構想」の記事を読んであきれてしまいました。
 昔から聞いたことのある「豊作貧乏」の言葉を思い出しました。農家にとって豊作が喜ばれるような農政であってほしいと、つくづく感じさせられました。


農家の努力に報いてほしい

島根県・坂根 章

 農業を軽んじる風潮に対峙して奮闘されている農民連に敬意を表します。私の街ではイチジクを特産にしようと声高に言っていますが、その声に応えるべく農家ではあれこれと努力しています。
 しかし、現実には、農協も町も真剣に対応せずに、生産農家の熱意のみを頼りにしているだけではないかと思える状況です。
 営農指導員も金融事業推進の補佐などにさせ、農家から「ほ場をみてほしい」と言われても、なかなか診られない。これでは、どうにもなりますまい。


子らの食と健康を見つめたい

広島県・濱中康子

 子どもの通っている共同保育園は、バザーを兼ねて毎年「あゆみまつり」を行っています。今年のテーマは「子どもの食を見つめる」です。健康な育ちを保障するべき国の責任を厳しく追及するとともに、足元をしっかり見つめなければと思います。朝食を食べない子はいないけれど、その内容は、親の忙しさを反映して豊かな食事とは言いがたい実態があります。これでは“平均寿命四十歳”も起こるかもしれないと危機感を感じています。
 本当に豊かな食を子どもたちに伝えるのは私たち大人の責任ですね。


夫婦のきずな大切にしたい

茨城県・中山喜美子

 最近、主人が仕事が忙しく、夫婦でゆっくり話ができず、なんとなく険悪なムードが感じられたので、本当に久ぶりに手弁当を準備し、映画にさそい、ゆっくりすることができました。夕食を楽しんだり、仲良くでき、ささいなことなら許せる雰囲気です。すると子どもたちとも良い関係になり、プラス面ばかりです。
 夫婦のきずながしっかりすれば、良い家庭になることを身をもって知り、ウキウキ気分の毎日です。


新聞「農民」讃歌

群馬県・菊池定則

 四月から新聞「農民」を読んでいます。私はお義理でいろいろな新聞につきあわされています。このお義理の新聞の中で「農民」は、新聞としてもすぐれていることを感じています。編集、体裁、内容共々に一番よろしいと思っています。編集スタッフがよいのでしょう。
 いうまでもなく人間ギリギリのところで必要なのは何かといいますと食べ物です。人間生きるだけの食べ物があればよいのです。衣・食・住といいますが、やっぱり食べ物。金が必要なのは、これ等を買うためです。従って、食べ物をつくる農業は一番大事です。
 この大事な農業を無視する自民党政治をこれ以上許すなら、日本は滅びるでしょう。また、他国の食糧をあてにしてはいけません。自給自足が必要なのです。やっぱり農業立国です。農業立国こそ平和主義につながります。工業立国は侵略主義への危険を内包しています。アメリカの農業に従属するため、日本の農業つぶしが行われていますが、これはまさしく日本の滅亡の道です。
 農村というのは世界どこでも、静かな家のたたずまいがある。林があり、ニワトリの声が聞こえる。地球環境をよくするのは農村です。人の心を、人にするのが農村です。
 「農民」が、日本の津々浦々にひろがることを念じます。このために、更に更に充実し、人に読まれる「農民」にしてください。

(新聞「農民」1999.8.2付)
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1999年8月

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