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農民連第12回大会まであと一カ月

三課題掲げ取り組み急ピッチ

 農民連第十二回定期大会が一カ月後に迫りました。

 農民連は、十月二〜三日の第五回常任委員会で、(1)米投げ売りをやめさせ、農政転換させるたたかい(2)ものを作る人を増やし多面的な産直を展開する(3)都道府県連が自主的に決めた目標達成めざし、新聞「農民」を先行した仲間作りを飛躍させる―三つの課題を重点とした、大会の成功めざす取り組みに全力をあげることをよびかけました。


農政転換へ大量の号外を活用

 米を守り農政を転換するたたかいの軸は、これまで全国で百三十四万枚活用され、大きな反響をよんでいる新聞「農民」号外をさらに広く活用することです。

 数千部の号外を買い取った広島県の農協では、組合長が各支所に「一部もムダにすることなく農家に届けること」という指示文書をつけて活用しています。

 五千枚の号外を組合員が手分けして対話しながら配布しきった新潟県・西蒲原農民連では、米価の大暴落に農家が言葉を失い、「俺だけじゃない、みんなも下がっている」と自分を励ましている状況といいます。

 こうした前進している一方、大きな県連組織でも従来の半分以下の活用にとどまっていたり、一枚も活用していない県連組織も残されています。自自公政治が日本農業を根こそぎつくがえ暴政をゴリ押ししているもとで、事態を知らない農家が多数です。一人残らず農家に号外を届け対話し激励することが、いま急務となっています。

もの作る運動多面的に展開

 生産点での運動は、十一月二十三、二十四日に「市場出荷研究交流会」が開かれ、これまでの市場と提携した取り組みをいっそう前進させる方向が意志統一されました。ものを作る人を広げ、流通の変化に即した多面的な産直の展開は、「輸入農産物とのたたかい」としてますます重要です。新聞「農民」拡大

新聞「農民」拡大先行させ奮闘

 新聞「農民」を先行した仲間作りの課題は、大会を成功させるもっとも重要な課題です。全国の奮闘で九月以降、約千部を増紙し、今年一月からの累計では、三十六都道府県連が前進し、増紙数は農民連結成以来最高の水準です。

 取り組みの教訓は、(1)「決めたことをやりきる組織へ」を合言葉に、県連役員、専従者が目標達成めざし一丸となって奮闘している(2)農民の中に足を踏み出せば、農政への怒りや変化が大きく、号外の配布や対話を通じて拡大が進んでいる。農協や農業委員の中にも購読が広がっている(3)遺伝子組み換え問題など、新聞「農民」への消費者の注目が広がり購読が進んでいる(4)全県の奮闘ぶりをニュースで伝え、単組や支部・班を励まし、意志統一を広げている、などの点です。こうした全国の教訓に学んで、新聞「農民」の拡大に全力をあげましょう。

 第十二回大会は、「東京・豊島公会堂」で開催。記念レセプションはサンシャインシティ・「ワールドインポートマート」で行い、スペースは昨年の倍以上を確保しています。全国から自慢の産品を持ち寄って盛大に祝いましょう。

(新聞「農民」1999.12.13付)
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1999年12月

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