新聞「農民」
「農民」記事データベース20140915-1133-02

TPPもっと知らせよう

官邸前アクション
東京・渋谷駅前で宣伝

関連/ストップ!川内原発再稼働
  /TPP推進の姿勢鮮明に


 「STOP TPP!! 官邸前アクション」は9月2日、東京・渋谷駅ハチ公前で毎月1回の行動に取り組みました。2012年から始めて2年を迎えたこの行動。今回は、「TPPをもっと知ってもらおう」と、渋谷に場所を移し、道行く人々に宣伝しました。1日からベトナム・ハノイでTPP首席交渉官会合が開催されるなかでの、取り組みとなりました。

 冒頭、主催者を代表して、アジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長があいさつ。TPPのくらしへの影響について、詳しく説明しました。

 ゲストとして、日本共産党の紙智子参院議員が訴え、秋に始まる臨時国会でも、安倍政権への国民的反撃で、暴走政治にストップをかける決意を語りました。

 郵便ポストに扮(ふん)した郵政労働者、築地市場で働く労働者でつくる、全労連・全国一般東京地本東京中央市場労働組合の中澤誠書記長、プロジェクト99%のまつだよしこさんらがTPPによる各分野への影響をわかりやすく解説しました。

 コスプレ姿のえみむめもさんの「みんなでストップ、TPP」、TPPのくらしへの影響を表現した路上演劇などのパフォーマンスが行われました。

 また、農家がつくった「TPP反対音頭」に合わせて、浴衣姿の参加者が中心になって踊りの輪ができ、道行く人の注目を集めました。

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TPP反対を訴え渋谷で盆踊り


ストップ!川内原発再稼働

国会正門前集会
こぶし突き上げ7000人

 首都圏反原発連合(反原連)は8月30日、国会正門前で九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働に反対する大集会を開き、7000人が集結しました。参加者は「再稼働反対」「原発廃炉」などと書いたのぼりやプラカードを手に、「再稼働反対、原発いらない、すべての原発いますぐ廃炉」と唱和し、こぶしを突き上げました。

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「川内原発は再稼働するな!」とこぶしを振り上げる参加者

 ステージでは、次々に発言者が登壇し、原発ゼロへの思いを語ったほか、各地の再稼働反対運動の報告もありました。

 協力団体を代表して、原発をなくす全国連絡会の小田川義和さん(全労連議長)、さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人の鎌田慧(さとし)さん(ルポライター)らがあいさつしました。

 共産党や社民党の国会議員も参加。日本共産党の志位和夫委員長は、「稼働原発ゼロ」の夏でも電力不足が起きなかったこと、再稼働路線に痛打を与える判決が相次いでいることなどをあげ、「新たな『安全神話』にもとづく無謀な再稼働をみんなの力で止めよう」と訴えました。


TPP推進の姿勢鮮明に

第2次安倍改造内閣発足

 第2次安倍改造内閣が9月3日に発足しました。農水大臣に、西川公也衆院議員(自民党TPP対策委員長)を据えるなど、TPP、「農政改革」推進姿勢を鮮明にしています。

 また、戦争する国づくり、消費税大増税、原発再稼働、社会保障の大改悪など「アベノミクス」を強力に推し進める「亡国政治」加速の布陣です。

 国民民的反撃で、安倍内閣打倒の大運動を強めるときです。

(新聞「農民」2014.9.15付)
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