新聞「農民」
「農民」記事データベース20170619-1267-03

共謀罪を廃案に

野党はがんばれ!

市民が連日抗議行動
国会前

関連/第42回 公害被害者総行動


 内心の自由を処罰する憲法違反の共謀罪を巡って、与党による強引な国会審議が続く中、国会周辺では連日、市民による抗議行動が行われています。

画像
国会前の抗議行動に参加する人たち

 6月8日夜にも、戦争させない。9条壊すな!総がかり行動実行委員会と共謀罪NO!実行委員会の共催で国会前行動が行われ800人が参加。「森友」「加計」学園の疑惑追及や、共謀罪の廃案、安倍政権の退陣を求めて声をあげました。

 立憲野党4党からは社民党の吉田忠智党首と共産党の辰巳孝太郎参院議員、民進党の小川敏夫参院議員が参加しました。同日の党首会談で、共謀罪を廃案に、加計・森友疑惑の徹底追及、9条改悪阻止、総選挙の協力を進める、の4点で合意したことが報告され、参加者からは「野党はがんばれ」の声が上がりました。


第42回 公害被害者総行動

 第42回全国公害被害者総行動が6月7、8の両日、東京都内で行われ、公害被害者をはじめ、公害裁判をたたかう弁護士、支援者などが参加。参加者は2日間にわたって、環境大臣をはじめとした各省庁、電気事業連合会、日本経団連などとの交渉に臨みました。

画像
「なくせ公害」とプラカードを掲げる参加者ら

 総決起集会で、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の原告団同訴訟原告団長の中島孝さんは、農業や商工業が直面している困難をつぶさに語り、「被害がないことにするのは、原発事故の悲惨な実態、国と東電の重大な責任から国民の目をそらすもので許せない。原発事故を二度と起こさないためには、原発そのものをなくさなければならない」と訴えました。

(新聞「農民」2017.6.19付)
HOT情報
写真