新聞「農民」
「農民」記事データベース20170717-1271-12

わー
お店の物よりおいしい

福島 県北農民連
女性部が総会と加工品学習


高い完成度 うまさに感激
素材の良さを輝かせている

 「わーすごい!お店で売っているのよりおいしい」――テーブルに並べられたのは、保存した干し柿で作った柚子柿巻き、ラム干し柿チョコ、柿ようかん、柿酢ドリンク、自宅で採れたブルーベリーソースのかかったチーズケーキなどなど。どれもお店に出せるほどの完成度の高さとおいしさに参加者一同大感激。

 6月28日、農民連元会長、佐々木健三さん(福島市)の牧場の集会室をお借りして、福島・県北農民連女性部の総会を開きました。初めに県女性部の今年の活動の概要を説明、その後、親自然型生活志向「みはらし農園」の菅原宏一さんのお話を聞きました。

「みはらし農園」菅原宏一さんに
柿やフルーツ加工学ぶ

 菅原さんは、岩手県に生まれ千葉県で農業関係の教員をされ退職後、福島市に移住。ご本人曰(いわ)く、幼少期からの自給自足的生活が大きく影響して、何でも自分でやってみようということで、テーブルに並んだ干し柿のスイーツも菅原さんの作ったものです。

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菅原さんの加工品の数々

 「福島で暮らしてみて土産物の少なさを感じていた」ということで、フルーツ王国福島の季節感のある農産物加工で農家の役立つヒントになればと、加工に取り組み実践を広めています。

 お話の最後に「自宅・地域で採れた、新鮮で安価な食材を利用できる生活の豊かさを見直し、工夫と手間を惜しまずに素材の良さを輝かせることのできる人は、きっと輝いて見えるだろう。仲間を作って腕を磨いてみよう」と結びました。

 今回の参加者は果樹農家が多く、サクランボや桃、りんごで加工を実際にしていることや、加工場を作りたいという人もいて、さらに新しい何かにつながらないかと活発な質問や意見に大いに盛り上がりました。

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菅原さんの話に大盛り上がり

 みんなで持ち寄ったお料理を食べ、終了後は佐々木牧場カフェのソフトクリームも。その後すぐそばのバラ園まで足を運びリフレッシュした一日となりました。

(福島県農民連 佐々木賀代子)

(新聞「農民」2017.7.17付)
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