農のこころ丸山美沙夫
村中の声を集めて田水張る 谷川 彰啓 句集『紙風船』から。作者は大分県津久見市出身。昨年十二月に刊行された句集の一句である。もう四月になると水田の準備もはじまる。〈どの夢も村を出てゆく蝶の影〉など、農業・農村が崩壊していくなかで、そこに踏みとどまっている厳しさ。現実をしっかりと受け止めて励む人々。対峙した作品が光彩を放っている。
(新聞「農民」2018.4.9付)
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農のこころ丸山美沙夫
村中の声を集めて田水張る 谷川 彰啓 句集『紙風船』から。作者は大分県津久見市出身。昨年十二月に刊行された句集の一句である。もう四月になると水田の準備もはじまる。〈どの夢も村を出てゆく蝶の影〉など、農業・農村が崩壊していくなかで、そこに踏みとどまっている厳しさ。現実をしっかりと受け止めて励む人々。対峙した作品が光彩を放っている。
(新聞「農民」2018.4.9付)
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