新聞「農民」
「農民」記事データベース20180521-1311-09

やっぱり家族農業
大切にしないとね

埼玉県農民連女性部総会

関連/GM洋綿の調査にご協力を


映画「ごはん」に胸がじんと

 第30回埼玉県農民連女性部総会が3月30日、熊谷市で17人の参加で行われました。

 森千恵子部長、立石昌義会長のあいさつに続き、日本共産党の桜井くるみ・熊谷市議、清水修・深谷市議から激励のあいさつがありました。

画像  今年の活動方針では、昨年度に続き、税金勉強会の実施や仲間増やしに取り組むことを決めました。総会終了後は、映画「ごはん」の試写会。昼食は女性部ならではの一品持ち寄りです。今年もたくさんの手づくり料理が並び、自己紹介をしながら交流しました。

 参加者からは次のような感想が寄せられました。

 初参加で、「100歳まで生きる!」と元気いっぱいの、さいたま高齢協の若林友子さん「農業もぜひやってみたい。『ごはん』を見て、私たちには無理かなと思ってしまいましたが、女性部との交流の中でやろうと思いました。農民連の力を貸してほしい」

 大利根女性部長の篠塚泉さん「この映画を見て、身につまされた部分や、主人公たちが感動している部分も自分自身のことのようで胸にじんときました。交流でいろいろな話を聞けてまた明日からがんばろうと力をもらいました」

 田村幸子さん(三芳町)「この映画のように、作物に愛情をかける家族農業は必ず必ず守っていかなければと思う。現状では、遊休農地が増え続けている。輸入に頼る社会にならないよう、政治を変えるため、声をあげていかなければと再確認をしました」

 高柳道江さん(深谷市)「わが家でも後継者はいないし、自分たちの体もいつまで農業ができるかという不安があって、なかなか先が見えませんが、米、麦、野菜がおいしいと楽しみにしているお客さんがいるので、今年もがんばろうという気持ちです」

 農業は、男性の職業というイメージが強いかもしれないが、農業者の約半分は女性で、女性も農業を支えていると、家族農業の大切さを認識し合って総会を終えました。

(埼玉県農民連女性部 伊澤潔美)


GM洋綿の調査にご協力を

農民連食品分析センター呼びかけ

 農民連食品分析センターでは、遺伝子組み換え(GM)洋綿の調査活動への協力を呼びかけています。

 2014年、輸入した種子にGM種子が混入していることが発覚、メーカーが回収する事態となりました。

 綿を栽培する取り組みは各地で広がっていますが、使われる種子の多くは、自家採種や人づてでのやり取りをされています。その中で誤ってGM洋綿の種子が広まっていないかを調べるために調査を行います。

 ご協力いただける方は、洋綿の種子10粒程度、または、葉を1枚ほど、農民連食品分析センターへお寄せください。調査費用のカンパにもご協力いただけると幸いです。

(新聞「農民」2018.5.21付)
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