新聞「農民」
「農民」記事データベース20180604-1313-04

農民連の活動を一から学ぼう
組合員全員の手にブックレット

和歌山県農民連
井上雅夫会長

 いま農民連ブックレット『農民連は何をめざし、どうたたかうか』の普及が全国で始まっています。全会員分を取り寄せた和歌山県農民連の井上雅夫会長に寄稿してもらいました。


“学習の大切さ”
県役員で一致

 和歌山県農民連の役員会は基本的に月1回のペースで開かれます。各単組の役員で構成されており、現在14人です。

 今度のブックレットの紹介・購入のお知らせがきたとき、翌日がちょうど4月の役員会でした。見出しだけのブックレットの説明でしたが、とりあえず役員数の注文という話になりました。

 しかし、いろいろ議論した結果、「税金申告学習会のなかでの話や会費を集めるときの対話のなかで、農民連の活動内容がいまいちはっきりしない。農民組合って何をするところ?」など、単組の役員会、また県連の会議でも話題にのぼっていたところでした。

 単組の班会で学習会開こう

 今年の全国委員会(1月)に参加した私が、「学習の大切さ」を述べた発言が多くでていたことを報告したところ、役員のみなさんが思い悩んでいたことと合致し、「それでは組合員全員に配布し、ともに学習しよう!」ということになり、全組合員数の注文となりました。

 しかし、これからが大変です。5月の会議では、まず県連役員が皆で学習しようということになりましたが、和歌山は果樹栽培が多く、5、6、7月と繁忙期のため、7月中旬以降に1日かけて研修会を行うことを決めました。その後、地域単組の班会を開いて、学習しようということになりました。

 農民連本部に応援を要請して

 「農民組合という私たちの立ち位置」から「何を目標に活動するのか」を基本から学ぶ絶好の機会だと思っています。農民連本部からの応援も要請しているところです。

(新聞「農民」2018.6.4付)
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