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農民連全国委員会決議
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2018年6月13日
農民運動全国連合会

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5.農民連本部・都道府県連財政の確立と新聞「農民」の紙代見直しの提案

 全国委員会では「農民連財政確立と新聞『農民』の紙代見直しの提案」が確認され、第23回大会で承認を求めたうえで、3月から値上げすることを確認しました。

(1)財政の現状

 政治と農政を変え、地域を守るために農業、農村で農民連が核となって奮闘することがいよいよ求められる一方で、本部財政は、会員と新聞「農民」読者の後退によってひっ迫し、このままでは本部機能の持続性と新聞「農民」発行の継続性を危惧せざるをえない事態になりかねません。こうした状況に対応するため、この間あらゆる節約に努めるとともに、事務所の移転、専従者賃金の削減、退職者を補充せずに体制を縮小するなどの対応を余儀なくされてきました。

 節約の努力を引き続き行うことは当然ですが、農民連運動の持続性を保障し、次世代への継承を考えるならば、有能な若手人材の補充が不可欠となっています。そこで、来年1月の結成30周年記念大会を契機として、本部財政を健全化させる抜本的見通しを立てることが不可欠になっています。

 一方、組織的後退によって都道府県連の財政も困難となり、専従者の減少や、中には専従者の配置をやめざるをえない状況が生まれています。全国あげて会員と読者拡大の努力を強めることは当然ですが、都道府県連への新聞「農民」完納還元金の増額も検討する時期にきています。

(2)財政再建の方向について

 (1)新聞「農民」の月額購読料を450円から550円に見直し、2019年3月から実施

 2002年3月に新聞「農民」の月額購読料を350円から現在の450円に引き上げて以来、16年が経過しました。この間に資材・運賃の値上がり、消費税率が5%から8%に引き上げられるなど、発行諸経費が増大しています。あわせてこの間、発行部数が減少したことから、1部当りのコストが20〜25%も上昇しています。

 本部財政の大宗を占める新聞「農民」の収益低下は、本部財政を縮小させ、組織運営に重大な困難をもたらしています。購読料の見直しによってこうした状況を改善し健全化を実現します。

 購読料の見直しは読者や会員への経済的負担や、組織的にも様々なエネルギーを費やすこととなります。しかしながら、上記のような状況を克服して30周年を契機にさらに農民連運動の発展を展望したときに、この時期に何としても財政健全化を成し遂げなければなりません。全国センターを守り発展させるためにも、読者のみなさんや全国の会員と組織の協力を呼びかけます。

 (2)購読料見直しに伴う完納還元金の増額について

 完納還元金は、都道府県の合計部数に応じて100円から150円としてきました。これを120円から180円に増額します。この措置により300部以上の組織で月1万円から1・5万円、800部以上の組織で2・5万円から5万円の新たな財源が生まれます。都道府県の事務所と専従者の確立は、農民運動の前進にとっても要をなす課題です。都道府県連の財政確立の一つとして活用しましょう。

 (3)紙面改善

 購読料の見直しを契機により充実した親しみやすい紙面に改善し、現在の月1回のカラー8ページを月2回にする検討や、読者へのサービスを向上させることを目指します。

 農業の現場の話から、食の安全、今の農政の問題まで、読者のニーズ・関心に応えた幅広い話題を提供します。読んで役立つ紙面を追求し、学習会などで活用できる特集を組むなど、編集部として紙面改善の努力を強めます。同時に、紙面改善のうえで、農村現場の出来事やがんばる農民の声を紙面に反映させることが最大のカギです。通信活動を大いに強め、地方組織や会員一人ひとりが紙面づくりに参加することを呼びかけます。

6.当面する全国集会の成功を

(1)夏の研究交流集会を成功させよう

 今年の夏の研究交流集会は、7月31日(火)、8月1日(水)の2日間の日程で、群馬県・磯部温泉 磯部ガーデンホテルを会場に開催します。国連「家族農業の10年」を前に、岡田知弘さん(京都大学教授・自治体問題研究所理事長)に、「農政をめぐる対抗軸と農業・農村再生への展望」をテーマに講演していただき、「持続可能な農業とは」「家族農業を基礎にした地域振興とは」などを学びます。また、各分野の要求運動の交流も行い、要求に強い組織づくりを前進させ、秋からの要求運動・組織づくり前進の糧とします。多数の参加を呼びかけます。

(2)日本母親大会・お母さん交流会を成功させよう

 日本母親大会(8月25〜26日・高知県)と「お母さん交流会」(8月25日)に全国から参加しましょう。女性のつながりを生かして会員と新聞「農民」読者を広げましょう。女性会員登録運動を前進させましょう。

(3)青年とのつながりを生かした会員拡大、青年部夏の学習交流会を成功させよう

 青年部は夏の学習交流会(8月28、29日)を埼玉県吉見町で開催します。地酒「加須の舞」で地域おこしを行う加須市酒米生産者協議会と加須市の若手農家のグループ「ヤング農マンKAZO」のメンバーに話を聞きます。酒米作りで新しい特産品を作ったり、若手農家がつながって、地域活性化をめざすとりくみを学びます。若い農家や専従者を派遣し、運動と組織の後継者作りに努めましょう。

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(新聞「農民」2018.7.9付)