新聞「農民」
「農民」記事データベース20190107-1342-03

10月消費税
10%ストップ!ネットワーク結成

広く賛同よびかけ地域での活動を


 10月までの「時限的」な一点共闘として、幅広い団体・個人に賛同を呼びかけ、消費税10%増税中止を求める「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」(略称・10%ストップ!ネット)が12月14日に結成され、記者会見が国会内で開かれました。

 会見には、10人の呼びかけ人のうち6人が参加。冒頭、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は「実質賃金は伸びず、家計消費は低迷し、深刻な消費不況が続いているなかで増税が許されるのか。何としても10月の増税をストップさせたい」と述べました。

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ネットワーク結成を報告する各氏

 醍醐聰東京大学名誉教授は「軽減税率」で世代間に大きな負担の差が出ることを指摘しました。 今後は、団体・個人に呼びかけへの賛同を広げ、街頭宣伝、集会、国会議員要請などに取り組みます。

 さらに、3月中に「増税中止」の判断が行われない場合は、統一地方選挙、参議院選挙で10%中止の議員を多数派にするための運動を展開します。

 当面、「2019年10月からの消費税10%中止を求める国会請願」署名に取り組むほか、地域での講演会・学習会・集会の開催を働きかけ、地域でのネットワークづくりを呼びかけます。

 呼びかけ人10氏

 呼びかけ人10氏は、次の通り。(50音順)

 有田芳子・主婦連合会会長、斎藤貴男・ジャーナリスト、庄司正俊・全国FC加盟店協会会長、住江憲勇・全国保険医団体連合会会長、醍醐聰・東京大学名誉教授、富岡幸雄・中央大学名誉教授、浜矩子・同志社大学教授、本田宏・NPO法人医療制度研究会副理事長・医師、室井佑月・小説家・タレント、山田洋次・映画監督

(新聞「農民」2019.1.7付)
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