新聞「農民」
「農民」記事データベース20190304-1350-15

旬の味


 ここ数日の暖かさで梅の花が咲き始め、農民連女性部第30回総会が東京で開催された。今年から国連「家族農業の10年」が始まり、小規模家族農業の評価が進んでいるのに世界の流れとはまったく逆行している安倍農政▼日本は食料自給率も下がったまま今の農政では、農家を守るすべがない! 今年も全国から元気いっぱいの女性たちが集った。熱意のこもった前向きな多くの発言に心はビンビンと響いた▼麹に魅せられて麹作りを仲間とともに一歩踏み出した経験など、それぞれの言葉で語り合う集会に感動を覚えた。小松・岡山大学大学院教授の講演は、ユーモアあふれる内容で、あっという間に時間が過ぎた。家族農業を守ることが地域を守り、自然環境を守り、多面的機能の役割を担っている▼食品分析センターの見学で、八田所長の話を聞き、センターの重要性に認識をさらに深めることができた。レセプションは、各地から持ち寄った豪華な料理に舌鼓を打ち、全国の会員と深い絆が生まれた総会だった。

(Y)

(新聞「農民」2019.3.4付)
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