新聞「農民」
「農民」記事データベース20190513-1359-05

農のこころ

丸山美沙夫


 籾を蒔く残雪に聞く農の旬

          小林 曽

 俳誌『みすゞ』から。俳句では籾の種を蒔くことを「種蒔く」として、春の季語にしている。まだ雪の深い山間地など残雪がある中で準備が始まる。田植機が普及され、苗づくりも機械植え中心になった。専用の苗箱に種を蒔く。稲作の本格的な始まりである。「農の旬」と捉えて、仕事に励む意気込みが心強く伝わってくる。

(新聞「農民」2019.5.13付)
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