農民連に入ってよかった茨城・常陸野農民センター
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関連/朝5時にわらび採り /栽培技術の交流や勉強会など大いにやりたい |
会員と交流で視野が広がった
税金で助け合い・教え合い・学ぶ
農民連は1月に開かれた第23回定期大会に向けた「仲間づくり月間」と、大会後の「春の大運動」に全国をあげて取り組み、各地で新たな仲間を迎え入れました。いま、「総対話運動と読者拡大運動」に取り組んでいます。この間、仲間に加わった新会員を紹介します。
私は、農民連に入会してまもなく8カ月になります。農民連に入ってよかったこと、それは人とのつながり・交流を持つことによって、自分の視野がいっそう広くなったことです。
まず税金対策にしても、お互いに助け合い、励まし合い、勉強会をするということは、とても有意義なものです。わからないことを教え合い、学び合い、理解していくということは、自分にとっても、とても価値のあることだと思います。また、人と話をすることによって、お互いに情報交換もできます。
それにもまして、農業という職業は、自分の日々の努力の積み重ねに大きく左右されてくるものだと思います。いかにいいものをつくりだせるか、消費者に喜んで食べてもらえる商品を…そんな願いをこめながら、毎日毎日、仕事に励んでおります。そしてまた、毎日が天候との勝負です。
今、農家にとって一番の悩み、それは後継者不足ということです。年々、年を重ねるごとに深刻化していく問題ではあるけれど、どの地域においても同じ悩みをかかえていることは現実問題であると思います。
人の力かりれば知恵も生まれる
でも農民連に入会して、同じ悩みを持った仲間に出会い、相談し合い、その解決方法を見いだしていく、一人ではどうにもならないことも、たくさんの人の手をかりればすばらしい知恵も生まれてくる。3・13重税反対統一行動も、その一つであると思います。消費税増税、これには私も反対です。私の理想としては、もっと心にゆとりの持てる政治を願っています。
「農民」は大いに役立つ資料です
そして、農民連に入り新聞「農民」を購読するようになってから、他県の農家のいろんな情報を知ることができるようになり、これから農業経営をしていくにあたっても、この「農民」は大いに役立つ資料であると思います。
朝5時にわらび採り
山口
山菜の季節です。朝5時にワラビ採りに行きました。たくさん採れて、出荷の準備をしています。
栽培技術の交流や勉強会など大いにやりたい
無農薬栽培の自然農園設立
高知県農民連 松田 博さん
=仁淀川町=
もともとは、高知市内で電気関係の自営業をしていました。妻の両親が高知県仁淀川町で農業を営み、高知市内で毎週日曜日に開かれる日曜市に出荷・出店していました。15年ぐらい前から、日曜市での販売を4年ほど手伝うようになり、その後、両親が農業の継続が困難になったことから、「農業を継続し、土地・農地を守りたい」との思いで、11年ほど前に仁淀川町に移り住みました。
いま山間地は人口が減る一方で、これといった効果的な政策もなく、衰退の一途をたどっています。そこで、この仁淀川町の美しい自然と人情を生かし盛り上げる方法はないかと考え、循環型の無農薬栽培の農産物を産業にしてはどうかと考えました。
こうして自らは池川自然農園を設立し、無農薬で年間約50種類の農産物を栽培しています。地域の仲間たち10人ほどと、「仁淀川町自然農法研究普及会」(通称・仁淀川じねんの会)をつくり、毎月1回程度勉強会を開いています。
山あいにある松田さんの畑と松田さん |
税金の集団申告で農民連知って
農業をやってみて、決して農業は損得勘定でするものではなく、国民の命の素である、安全・安心な食料を、日本人が自ら生産し、みんなに食べてもらうという崇高な産業であることに気づきました。今後は、低コスト化、流通の改革、加工品の開発、種子の保存、低価格での販売方法などの研究をしながら、生産者の所得向上、地域産業の振興に貢献していきたいと考えています。
農民連を知ったのは、税金の集団申告のときです。それまでは民主商工会を通じて申告をしていましたが、申告のなかで農民連の西森貞男さんにお世話になり、農民連を紹介されました。昨年11月、高知市内で行われたイベントで、西森さんと中越吉正事務局長に会い、その場で正式に加入しました。
農家で手を携え要求実現したい
農民連のみなさんと、栽培技術の交流や農業経営の勉強会などを大いにやりたいと思っています。日本では小規模農家が農業や地域を支えています。一人一人の農家が手を携え、諸問題を解決しながら国や自治体に要求を突きつけ、それを実現していくこと。農民連のみなさんと力を合わせて、ともに歩んでいきたいと考えています。