農家が得する
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事務局会議で2020年春の大運動の打ち合わせ。左端が中島さん |
プレッシャーで税金の寝言も
中島さんは農民連専従になって3年目、今年の3月から北和センターの事務局長になりました。「税金対策部員養成講座」は2年にわたり受講してきました。1年目は就寝中にも税金の寝言を口走ったり、うなされたり(娘さんたちの弁)と、かなりのプレッシャーを感じていました。当初は、講座で学んだことと実際の相談活動とが結びつかず「農家の質問が怖かった」「間違ったことを伝えたらどうしよう」と不安でしたが、あきらめずに、課題の予習・復習を繰り返してきました。その積み重ねが、中島さんを大きく成長させ、専従としての自信をつけさせました。農家との対話と自身の学習してきたこととがつながり、相談活動が徐々に楽しくなってきました。
今年度は、経験の浅い対策部員同士で養成講座のテキストを使って自主的な連続勉強会を開き、別途商業簿記の検定講座にも参加、さらには養成講座テキストのステップアップコースで譲渡所得や消費税にも取り組んでいます。
ひとりでも多く農民連を知って
農家の要望も確定申告だけではなく、資産税関係・経営の法人化など多岐にわたっています。来年1月からの春の大運動では、農家のどんな悩みにも応えることができるオールラウンドな専従になって、ひとりでも多くの農家に農民連を知ってもらいたいと希望を語ります。全国に広がり始めている「税金対策部員養成講座」で、農家の多様な要求に正確に対応できる対策部員の育成が期待されます。
愛知・津島 桜井久美子 |
(新聞「農民」2019.12.9付)