新聞「農民」
「農民」記事データベース20191216-1389-09

大阪府連と奈良農民連が共催

ぶどうの栽培学習会

関連/はっさく 色づきました


農薬減らすには? 病害虫対策は?
質問いっぱい、大盛り上がり
次は誰かのほ場で勉強会しよう

 大阪府柏原市と奈良県でぶどう生産をがんばっている農民連の組合員が11月22日、ぶどう栽培の勉強会を合同で開きました。大阪からは6人、奈良からは8人の生産者が集まりました。講師は行政機関の職員で、ぶどうなどの果樹栽培の指導にあたってきた元農業改良普及員の方にお願いしました。

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盛り上がったブドウ栽培学習会

 おいしいぶどうを消費者に届けるための栽培上の注意点などを中心に講義してもらいました。また、「ぶどうの作型別の経営上の特徴」などについても詳しく話があり、参加した組合員からも「農薬を減らすためのアドバイスを」、「今度の勉強会は誰かのほ場でやってほしい」、「病害虫の対策を教えてほしい」など、質問や要望が出されました。

 若手の生産者は、「畑に今日のこの資料を持って行って、参考にします。枝がX型かH型かもわからんくらい伸びてるから(笑)」と話してくれました。

行政の栽培指導を遠慮せず活用しよう

 こだわりの出荷や、肥料や除草、農薬の減らし方については、「柏原市を管轄している『農と緑の総合事務所(旧農業改良普及所)』の農の普及課で、個別に対応してもらうことが一番良い」とのお話でした。普及課は農業経営の相談窓口です。経験・知識とも豊富な普及員さんががんばっているそうです。「遠慮せず、どんどん使わな損だなぁ!」との感想も。

 終了後、奈良産直センター代表で、20種類以上のぶどうを栽培している宮本照三さんは「これからも大阪のぶどう農家と交流を兼ねて勉強会を開いていきたい」と話していました。

(大阪府連ニュースから)


はっさく 色づきました

大阪・寝屋川市 藤尾幸男さん

(新聞「農民」2019.12.16付)
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