新聞「農民」
「農民」記事データベース20200210-1395-08

みやこんじょ食育ネットワーク結成

安全・安心な食べ物を子ども達に


食の大切さ
食育で楽しく学ぼう

 食と農を結びつけ、子どもたちに安全、安心な食べものを届ける地域のネットワークを作ろうと、宮崎県都城市で「みやこんじょ食育ネットワーク」が結成されることになり、1月19日に乙房(おとぼう)こども園ぼっこほーるで、結成イベントが開かれました。

 当日はおとな16人と子どもも20人が参加し、結成式、ベーコンづくり、お料理教室、DVD視聴会、そして食育学習会など、盛りだくさんの内容となりました。

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調理しながら井戸端会議

 結成式では、結成にあたって準備してきた市内の学校給食の実態調査や、農民連食品分析センターに分析を依頼した、学校給食パンのグリホサート残留検査などの結果が報告されました。やはり輸入小麦のパンからはグリホサートの残留が検出され、国産小麦のパンからは検出されないという結果に、参加者一同、「やっぱり食材は国産でないと」と納得。

 また会の名称を「みやこんじょ食育ネットワーク」とし、「食育を通じて『食の大切さ』を楽しく学びあう」、そして「子どもたちに少しでも安心・安全な食べ物を届ける活動を行う」という2つの目的を確認しました。

 当面の活動は、「まずは自分から。少しでも安全安心な食べものを選ぶ」、「仲間を広げる」、「食育学習会を開く」、「国産小麦を使った学校給食パンにする、米飯回数を増やすなどを自治体に要請する」の4点に決めました。

料理教室と学習会も開催

 お料理教室

 先生役の名亜耶乃さんが体調不良で参加できず…というハプニングが起き、みんなが“シェフ”になって、ご飯とベーコン入り野菜スープを作ることにしました。こどももおとなもみんな一緒に具材を切り、ご飯も、スープも「かまど」を使って調理します。何度も味見を繰り返しながら塩を足し、ご飯もスープも「おいしいね!おかわりしよう」と、楽しい昼食になりました。

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火の番は僕にまかせて!

 食育学習会

 2つのテーマで実演をし、学習しました。

 「コンビニおにぎりの不思議?」では、水の入ったコップに、コンビニおにぎりを入れると、水面に油がプカプカと浮いてくる実演をして、食品の表示について学びました。

 「果汁10パーセントみかんジュースをつくってみよう」では、まず少量の100パーセントジュースに大量の水を加えて、「“本物の10パーセントジュース”は薄くて、おいしくない」ことを確認。次に「あること」をすると、おいしいジュースに早変わり〜…という実演をしました。「あること」というのは、砂糖と酸味料を加えるのです。

 みんながよく知るミカン味の清涼飲料水に含まれている砂糖の量がわかるように、ペットボトルに角砂糖を入れてみせると、子どももおとなも「びっくり!」「こんなに砂糖がはいってるの!?」「今日一番の驚きです」と言う人もいました。

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活動計画もしっかり相談

 最後に、完成したベーコンを切り分けて終了。「おいしそう!」「ビールが飲みたくなった」など、会話に花が咲いていました。ベーコン作りの参加費は、給食パンの分析費用に充てることにしています。

(新聞「農民」宮崎県連版から)

(新聞「農民」2020.2.10付)