新聞「農民」
「農民」記事データベース20200309-1399-10

仲間づくり「春の大運動」

 広がっている各地の取り組み

 春の仲間づくり大運動も最終盤です。各地から様々な取り組み・報告が寄せられています。その一部を紹介します。


 大阪 動けば成果が生まれる

 大阪農民連・阪南支部協議会は2月22日に「なんでも勉強会」を開催。新規に就農を希望する50代の男性と年金を受給しながら米作りする兼業農家の2人が参加。就農を希望する男性は、会員の農園で研修をしていくことも決まり意欲満々。まずは賛助会員の登録となりました。

 米の兼業農家は農協で確定申告をしているものの、来年から年金を満額受給することになり所得が上がることを心配。農協での申告は経費をしっかり計上せず、農民連の申告に共感しました。

 下村事務局長は「動けば何らかの成果が生まれる」とし、会員外の農家に呼び掛けていく取り組みを広げていく構えです。

 愛知 『記帳簿』で申告したい

 愛知農民連では、豊橋に続いて新城農民連でも、2月22日に「税金なんでも学習会」を開催。今まで読者だった方に声をかけ一緒に勉強する中で、米農家や茶農家など3人が新たに農民連と一緒に『記帳簿』を使って税金を申告することに。

 また、伊藤政志県連会長が地元の市議や自治体問題研究所の役員2人を読者にしています。

 富山 税金申告で組織作りを

 2月22日、富山と小矢部で税金なんでも勉強会を行い、新たに2人会員が増えています。また、砺波で行ったシンポジウムに参加した方が読者になってくれました。

 5年、10年先を見たとき、「このまま農民連の組織作りができないと、農業を守れず政治も変えられない」と、学習と討論を重ねてきました。消費税増税もあり、まずはきちんと自主申告運動に取り組み組織を作ろうと、久郷道枝さんなどが中心になり各地で学習会を開催。拡大につなげ始めています。

 1月の北陸ブロックの税金学習会で1人、県連大会で2人、今回の税金学習会で2人の仲間を迎え、春の大運動で掲げた10人の目標をやりきるためにがんばっています。申告期限の延長もあり、さらなる取り組みを進める構えです。

 香川 つながりで青年が加入

 高松市では、会員宅で研修中の25歳と28歳の研修生2人が研修を通じての日常的なつながりから、入会に至りました。三木町で、亡くなった会員の息子さんがUターンして定年帰農。引き続き農民連で税金申告をしたいと再加入しました。

 今回の大運動で新聞4部と会員3人の拡大を実現しています。

(新聞「農民」2020.3.9付)
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