新聞「農民」
「農民」記事データベース20200316-1400-05

新たな条件を生かし
「春の仲間づくり大運動」第2弾を

2020年3月5日
農民連常任委員会


 全国委員会で3月31日までと呼びかけた「春の仲間づくり大運動」も終盤に入ってきました。今年の「春の大運動」は、税金対策部員養成講座などの積み重ねの成果もあり、この間なかなか足を踏み出せなかった県連が、「税金なんでも学習会」に挑戦し、新たに仲間を増やしているのが特徴の一つです。

 しかし一方で、新型コロナウイルスに伴う自粛要請の影響もあってか、運動が萎縮し、例年の約半分の成果にとどまっています。

 新型コロナウイルス感染拡大予防策の一環として、所得税・消費税の申告期限が4月16日までに延長されました。この条件を生かして、仲間づくり大運動「第2弾」(4月16日まで)に広くとりくみましょう。

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大阪・阪南支部協議会の税金勉強会

 奈良県連では農業の申告をしていない人が組合員の呼びかけで農民連の『記帳簿』を使って節税できることに驚く事例が増えています。「確定申告はしましたか」と声をかけ、兼業や年金などと損益通算すれば、農業の赤字分の税金が戻ることなどを話し、還付請求運動を進めましょう。

 すでに申告受け付けが始まり、提出した人も多いと思いますが、確定申告は最後に提出したものが有効とされますので、4月16日までならば、何度でも提出できます。一度申告書を作成されている場合は、かえって『記帳簿』を使った時のメリットを感じやすいものです。周りの知り合いに声を掛けてもらい、対象者を紹介してもらいましょう。

 春の仲間づくり大運動で、全ての都道府県連が「税金での仲間づくり」で成果を上げるまでもう少しです。新たな条件を生かし、最後まで追求しましょう。

 全国の奮闘で、今年の春の大運動のとりくみが増勢に転じる契機になったと言えるとりくみにしていきましょう。

(新聞「農民」2020.3.16付)
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